２０１７年のＮＨＫ大河ドラマ「おんな城主 直虎」の出演者発表会見が２６日、ＮＨＫ放送センターで行われ、主演を務める柴咲コウら、１０名の出演者が出席した。このドラマは、戦国時代に男の名で家督を継いだ、井伊家の当主・井伊直虎の物語で、主演の柴咲コウはすでに発表されていた。
今回の大河では、直虎を支える父・井伊直盛と、母・千賀をそれぞれ杉本哲太と財前直美が、曽祖父・井伊直平を前田吟が演じる。また、直虎のいいなずけの亀之丞／井伊直親に三浦春馬、井伊家筆頭家老の鶴丸／小野政次に高橋一生、盗賊団のかしら龍雲丸に柳楽優弥が抜てき。その他、直親の妻・しのを貫地谷しほり、井伊家に深く関わる豪商・瀬戸方久をムロツヨシ、そして、直虎の大叔父の住職・南渓和尚を小林薫が演じる。
「父親である部分をうまく出せれば」という杉本に対し、財前は「直虎を側で支えたい」とコメント。また、前田は「皆さんのご迷惑にならないように前半戦を盛り上げたい」と意気込んだ。
成人してから初の大河出演となる三浦は「２６歳になった今、この作品に貢献できれば」と語り、高橋は「台本が面白くて、独り言で『これ、面白いな』という感じになった」と告白。今回、大河初出演となる柳楽は「キャストの一員になれて光栄。精いっぱい楽しみながらやらせていただきます」と初々しさを見せた。
また、ムロは「『ムロさんにハマる役』とオファーをいただいたが、金のためならなんでもやる男だった。這い上がってきた人生、その人生を乗せて演じたい。すばらしいコメントでした」と自画自賛し、笑いを巻き起こした。貫地谷は「直虎に嫉妬心を燃やす役ですが、私は楽しくやっていきたい」と笑顔を見せ、小林は「この時点で役を掘り下げている人もいる。ちょっと遅れちゃったな」と戸惑いを見せた。
他にも宇梶剛士、吹越満、苅谷俊介、でんでん、筧利夫の出演と、語りを歌舞伎役者の中村梅雀が担当することが発表され、柴咲は「すでに暖かさを感じている。いいものができる予感しかしない」と、自信をのぞかせた。
