石井杏奈「今の福島や神戸と向き合うことができた」 被災地で撮影した映画に主演

2016年1月23日 / 17:15

「多くの方に同じ思いになってほしい」と語った石井杏奈

 映画『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版』の初日舞台あいさつが23日、東京都内で行われ、出演者の石井杏奈(E-girls)、渡辺大知(黒猫チェルシー)、柾木玲弥、前田航基、井上剛監督が登壇した。

 本作は、東日本大震災によって各地でバラバラに暮らすことを余儀なくされた元同級生たちが、立ち入り禁止区域内の母校にタイムカプセルを掘り起こしに行く姿を通して、福島の“今”を描く。昨年NHKで全国放送された特集ドラマに26分の未公開場面を追加した再編集版。

 神戸に住む女子高生、朝海を演じた石井は「今回、劇場公開できるということでたくさんの人に見てもらえるのがうれしいです」とあいさつ。

 また「私自身、学生でこういう現実を知らなかったけど、この作品で今の福島や神戸とちゃんと向き合うことができた」と明かし、「多くの方に同じ思いになってほしい。劇中には、心に染みる言葉がたくさん出てくるのでぜひそこにも注目して」と見どころを語った。

 教師役を演じた渡辺も「撮影中からこれは絶対劇場公開したいという思いで作ってきた」と語り、「キャスト、スタッフ全員でもがきながら、得体の知れないものに向かっていくような感じだった」と撮影を振り返り、「そんなパワーのこもった作品です」とアピールした。

 一方、柾木は「福島、神戸の “本当の場所”に行って景色を撮り、その中に僕らも立たせてもらった。そういう映画です。台本というより、素直に景色を見て、素直に言葉が出てしまう感じ。その場その場のリアルな言葉、ポッと出てくる言葉が見どころです」と語った。

 前田も「現地の方は生きる力を持って、前を向いていて…すごく明るく接してくださった。でも、その笑顔に隠れて流された涙や、皆さんが抱えていることなどを、映画が進むにつれて観客の皆さんにも理解していただけるのではと思います」と言葉に力を込めた。

(前列左から)石井杏奈、井上剛監督、(後列左から)前田航基、柾木玲弥、渡辺大知

(前列左から)石井杏奈、井上剛監督、(後列左から)前田航基、柾木玲弥、渡辺大知


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