沢尻エリカが“悪女”と“聖女”の二役を演じ分け フジドラマ「大奥」が11年ぶりに復活

2015年12月5日 / 13:26

対照的な二役を演じる沢尻エリカ

 フジテレビの金曜プレミアムドラマ枠でスペシャルドラマ「大奥」が11年ぶりに復活し、来年1月22日と29日の2週にわたって放送される。主演は時代劇初挑戦となる沢尻エリカで、第一部ではお美代、第二部では梅という二つの異なる役柄を演じる。

 ドラマは、享楽的な暮らしぶりを好んだことでも有名な11代将軍・徳川家斉の青年期と壮年期を支えた大奥を舞台に、女性同士の壮絶な争いや時代に翻弄(ほんろう)されながらも女の園を生き抜いた二人の側室の物語を描く。

 22日放送の第一部「最凶の女」編は、家斉政権の成熟期ともいわれる壮年期を描き、家斉の愛を一心に浴び、長きにわたり権勢を得た大奥史上最強の側室・お美代が主人公。寺生まれの身分でありながら誰もが認める美貌と優れた知性で大奥の頂点まで上り詰めたお美代に隠された“悪”の一面と衝撃の真実が明かされる。

 29日放送の第二部「悲劇の姉妹」編は、家斉政権の黎明期といわれる青年期が舞台となり、「大奥」シリーズ史上初めて描かれる姉妹のストーリー。実在の側室ではなく、創作された梅と歌の姉妹が物語の軸となり、沢尻は激しい嫉妬心に駆られる妹・歌の策略や家斉の心移りを大きな心で受け入れる聖女のような姉・梅を演じる。

 運命に翻弄される「悪女」と「聖女」という二つの主役を演じ分ける沢尻は「初の本格的な時代劇です。所作や言い回しなど慣れない事がいっぱいあってあまり思うように表現できませんでしたが、体当たりで二役を演じさせていただいて、時代劇の面白さを知る事ができました」と充実感を語っている。


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