ユースケ・サンタマリア“惨めな役”に自信 「真骨頂でまさに集大成」

2015年9月4日 / 19:07

(左から)行定勲氏、神野三鈴、三上博史、倉科カナ、ユースケ・サンタマリア

 舞台「タンゴ・冬の終わりに」の会見および公開舞台稽古が4日、東京都内のパルコ劇場で行われ、出演者の三上博史、倉科カナ、神野三鈴、ユースケ・サンタマリアと演出の行定勲氏が出席した。

 本作は、突然引退を宣言し、生家の古びた映画館に隠せいする俳優の盛(三上)が、徐々に精神を壊していく様子を描く。かつて平幹二朗が同役を演じた舞台を見たという三上は「あまりにも平さんが素晴らしく、いつかこの役をやりたいと思って30年が経ちました。うろ覚えでしたが、あらためて台本を頂いて読んだら失敗したと思ったぐらい大変。へろへろになって命懸けでやっています」と語った。

 役作りについて問われた三上は「何から何まで大変。とにかくしゃべりまくっていますし、一言一言が全て俳優としての言葉なので妙に自分と重なってしまって客観的に発せられない。苦しくもあり喜びでもあるので、大事に語らせていただいています」と明かした。

 一方、若い女優の水尾役の倉科と夫婦役を演じるユースケは「売れない役者の役で、惨めったらしい役ですが、りんとした惨めさがある。染まりたいと思います」と語り、「水尾を愛して結婚したけど、結局水尾の心の中に自分はいない。まさに僕が今まで男として歩いてきた人生。いろいろ惨めったらしい役をやってきて真骨頂と思ってきたけど、まさに集大成です」と自信をのぞかせ、笑わせた。

 また、会見後に竹野内豊と交際中の倉科へ「交際は順調ですか?」などと報道陣から質問が飛んだが、倉科はカメラの方へ振り向くこともなく無言のまま降壇した。

 舞台は5日~27日に都内、パルコ劇場で上演。


芸能ニュースNEWS

メジャーリーグを舞台にした「Take Me Out」開幕  原嘉孝「精いっぱい考えながら演じていきたい」

舞台・ミュージカル2025年5月16日

 舞台「Take Me Out」初日前会見&公開ゲネプロが16日、有楽町よみうりホールで行われ、出演者の玉置玲央、三浦涼介、原嘉孝ほかが登壇した。  本作は、メジャーリーグを舞台に同性愛者であることを告白した名選手とそのチームを描いた作品で … 続きを読む

「波うららかに、めおと日和」「メールですぐに連絡が取れる令和の時代に昭和が刺さる」「携帯がない時代の恋愛にドキドキする」

ドラマ2025年5月16日

 「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)の第4話が、15日に放送された。  本作は、西香はち氏の同名コミックを原作に、昭和11年を舞台に、突然舞い込んだ縁談から帝国海軍に勤める江端瀧昌(本田響矢)と交際ゼロ日婚したなつ美(芳根京子)の … 続きを読む

「PJ ~航空救難団~」「キャスト陣のリアルさあふれる訓練の様子は本当にすごい」「内野聖陽の暑苦しさが魅力。暑苦し過ぎて涙が出てくる」

ドラマ2025年5月16日

 「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系)の第4話が、15日に放送された。  本作は、航空自衛隊航空救難団に所属する救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を育てる救難教育隊の教官・宇佐美誠司(内野聖陽)と、選抜試験を突破した訓練生たち … 続きを読む

「Dr.アシュラ」“朱羅”松本若菜と“ナオミ”小雪のWオペに反響 「動脈瘤と腕の同時手術がすごかった️」「ゾクゾクした」

ドラマ2025年5月15日

 松本若菜が主演するドラマ「Dr.アシュラ」(フジテレビ系)の第5話が、14日に放送された。(※以下、ネタバレあり)  本作は、時に重症患者2人を同時にオペするなど、鬼神・阿修羅のごとく振る舞う様子から“アシュラ先生”と呼ばれるスーパー救命 … 続きを読む

「天久鷹央の推理カルテ」“鷹央”橋本環奈が手術室殺人の謎を解明 「2週にわたる伏線回収がすばらしかった」

ドラマ2025年5月14日

 橋本環奈が主演するドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(テレビ朝日系)の第4話が、13日に放送された。(※以下、ネタバレあり)。  本作は、驚異の知能を誇る診断医・天久鷹央(橋本環奈)が、内科医・小鳥遊優(三浦翔平)と医学的な知見と診断能力を武 … 続きを読む

Willfriends

page top