リリー・フランキー「寂しいのが一番しんどい」 ほぼホームレスだった生活を告白

2015年7月15日 / 16:30

中村蒼(左)とリリー・フランキー

 NHKBSのスペシャルドラマ「洞窟おじさん」の試写会が15日、東京都内で行われ、出演者のリリー・フランキー、中村蒼が登壇した。

 この作品は、親の虐待から逃れ13歳で家出、43年間のサバイバル生活を送ってきた通称“洞窟おじさん”の壮絶人生をドラマ化したもの。

 洞窟おじさんこと加山一馬を演じたリリーは「タイトルが素晴らしい。俺が断ったらピエール瀧に(この話が)いくんだろうと思って…」と出演を即決したことを告白。撮影は「50過ぎてこんなに脱ぐ、走る、格闘する、泣く、わめくということはあまりない。今でもず~っと膝がしびれている」というほど過酷なものだったが「達成感がある」と充実の笑みを浮かべた。

 18歳の一馬を演じた中村も、「髪をボサボサにして、体を黒く塗って、イノシシの毛皮をまとって…という激しいビジュアルだったけど、もうこんな格好をすることもないと思って楽しんでやった。完成を見ると自分だけケモノ感がすごくてあらためて驚いた」と笑いを誘った。

 また、人生で一番サバイバルだった体験を尋ねられたリリーは「20代後半のときは、洞窟おじさんに近い、ほぼホームレス生活だった」と告白。「おなかが減るのはなんとかなるし、暑い寒いは慣れる。でも、(ドラマと全く同じで)寂しいのが一番しんどい」と人恋しさがあったことを明かした。

 一方の中村は「まったくサバイバルじゃなけど…」と前置きした上で「高校2年で福岡から上京してきて、初めての一人暮らし。風呂に入ろうと思って、蛇口をひねるとお湯が出なくて、ガス会社に連絡しなきゃいけないことを全く知らずに水を浴びました」と振り返り、照れ笑いを浮かべた。

 ドラマはBSプレミアムで7月20日、午後9時から10時59分に放送。


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