映画「ロボジー」公開記念新曲発表カーニバルが28日、東京・有楽町で行われ、五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)と矢口史靖監督が登場した。
この映画は、二足歩行ロボットの開発を命じられた家電メーカーの社員が、開発に行き詰まり、ロボットの中に人間を入れてごまかそうと計画するという、爆笑エンターテインメント。五十嵐は、ミッキー・カーチスの名で活動するミュージシャンで、本作の主題歌「MR.ROBOTO」も歌っている。この日は、ゴダイゴのミッキー吉野と浅野孝巳も加わり演奏した。
73歳にして映画初主演の五十嵐を選んだ理由について矢口監督は、「プロアマ問わず探していて、オーディションも行ったんですが、老人の方ということで、当日欠席が非常に多かったんですよ。(高齢なので)リアルに体調が悪いんですよね。そこで、考え方を変えて、すこぶる健康な老人を探していたら、ミッキーさんの名前が上がった」と意外な経緯を明かした。
五十嵐は、「ものすごく思い出深い作品になりました。生涯忘れません。生涯って言ってもそんなにないですけどね」と、ジョークを飛ばした。また、ロボットの中に入るという体験については、「1月に撮ったので、とにかく寒かった。中はステテコ1枚だし、トイレも行けない」と五十嵐が話すと、矢口監督は、「老人虐待ですね。ミッキーさん、長生きしてください」と返し、会場を笑わせた。
同作は、2012年1月14日から全国東宝系で公開。