杏「激動の時代の流れをお見せできたら」　ＮＨＫ連ドラ「ごちそうさん」完成披露

　「ごちそうさん」の完成披露会見に登場した杏

　ＮＨＫ連続テレビ小説「ごちそうさん」の完成披露会見が２日、東京都内で行われ、出演者の杏、財前直見、子役の豊嶋花らが登場した。

　ドラマは、東京の洋食店で両親と祖母に育てられ、食い倒れの街・大阪に嫁ぐ食いしん坊の卯野め以子（うの・めいこ）が主人公。東西の食文化の違いを乗り越え、明治・大正・昭和の激動期を生き抜いた、め以子の半生を描く。

　め以子を演じる杏は「『あまちゃん』の流れからガラッと変わった新しい作品が始まるが…」と振られると、「明治から大正、昭和とまた違った意味での激動の時代の流れをお見せできたらいいなと思います。電気も水道もやっとできた時代。その中で育まれていく人間関係を、すてきだなとか大事にしていきたいなというメッセージを受け取っていただきたいです」とＰＲした。

　一方、め以子の母親を演じる財前は「今回の試写を見て、私の息子が『（ドラマ内に出てくる）オムライスが食べたい』と言いまして、オムライスを作りました。（ドラマを見て）皆さんが食いしん坊になってくれたらいいなと思います」と話した。

　また杏が、め以子の子ども時代を演じる花ちゃんにマイクを向けると「私も食いしん坊なので、め以子の役にぴったりだったと思います。ごちそうさんです」と語って場を和ませた。