「toto助成金交付式」が7日、東京都内で行われ、ロンドン五輪に出場する体操の内村航平選手、山室光史選手、田中和仁選手、加藤凌平選手、田中佑典選手、トランポリンの上山容弘選手、競泳の入江陵介選手、萩野公介選手、レスリングの吉田沙保里選手、伊調馨選手、浜口京子選手、重量挙げの三宅宏実選手、なでしこジャパン監督の佐々木則夫監督が登壇した。
佐々木監督は助成金の活用例として「北海道から宮城に単身でやって来た非常にサッカーのセンスがある“17歳の女性”に対し、アスリートとしての環境をサポートしてきた」ことを挙げ、それが、なでしこジャパンで現在活躍する熊谷紗希選手であることを明かした。そして「これからも助成金を利活用し、評価をし、そして日本の皆さんに素晴らしい感動でお応えする。それが我々の使命だと感じております。今年はオリンピック。各種目、オールジャパン共に力を合わせ、共に手をつなぎ、皆さんに感動を与えることを約束します」とあいさつした。
ロンドン五輪の抱負を聞かれると、吉田選手は「オリンピックまであと50日となりましたが、日本の皆さんに元気と勇気を与えられるよう、女子レスリング4人全員金メダルを目指して頑張っていきます」と意気込みを語った。
内村選手は「僕たちも5人全員団結して勇気と感動を与えられる演技をロンドンから伝えていけたらと思います」と神妙な面持ち。三宅選手も「助成金のおかげでたくさんの合宿を組むことができ、サポートを受けられることに感謝しています。ロンドンオリンピックで恩返しをしたい」と熱い決意を語った。