中村七之助、父・勘三郎の映画公開を喜ぶ 「父の全てが詰まっています」

2013年12月21日 / 19:46

 「DNAはずっと続いていく」というテーマで製作が進められた『映画 中村勘三郎』をPRした中村七之助

 『映画 中村勘三郎』の公開記念初日舞台あいさつが21日、東京都内で行われ、歌舞伎俳優の中村七之助が登壇した。

 本作は、昨年12月に57歳の若さで亡くなった十八世中村勘三郎さんに密着取材した膨大な記録映像からつむぎ出された“真実の勘三郎”を描いたドキュメンタリー作品。

 勘三郎さんの次男の七之助は「父が『寝るとこと用を足すとこ以外は全部撮っていいよ』と言って、どんなところでもカメラを向けられていました。ピリピリしたときや化粧をしているときにカメラが横にいるのは嫌なことなんですが、父のすごいところは『ここは撮った方がいんじゃない?』と自らプロデュースしたり、お客さんがその映像を見ると喜ぶと思ってやっていたことだと思います」と20年以上にも及んだ撮影を振り返った。

 完成した映画については「父の全てが詰まっています。中には見るのがちょっとつらいという方もいるかもしれませんが、お客さんに喜んでもらおうという父の思いが出ているので、見終わって笑顔で帰ってほしいと思います」とコメントした。


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