映画「道~白磁の人~」の特別試写会が25日、東京都内で行われ、主演の吉沢悠と高橋伴明監督が登場した。
本作は、日本統治時代の韓国を舞台に、日本人の林業技師・浅川巧と朝鮮人のイ・チョンリムが民族の壁を越えて友情を育む姿を描く。
撮影の9割を占めた韓国ロケについて吉沢は「韓国料理はびっくりするぐらい赤い色のものばかりで、真っ白いチマチョゴリを着た僕はいつも気を付けなければならなかった」と振り返ったが、高橋監督から「(男性が着るのは)パジチョゴリだ」と訂正されると、慌てて「チマチョゴリを着ていたら違う映画になっちゃいますね」と語り、苦笑いを浮かべた。
共演したペ・スビンについては「意見の合う俳優が韓国にいたという感じ。親友というのは国を越えて、言葉に関係なくできるものだと感じた。こんなに分かり合えるものなのかと思った」と深い信頼関係を築いたことを語った。
また「お互いに活躍して、どこかの映画祭のレッドカーペットで再会したい」と夢を語り合ったことも告白した。
映画は6月9日から新宿バルト9ほか全国ロードショー。