映画「黒駒勝蔵~明治維新に騙された男~」試写会が11日、東京・中目黒キンケロ・シアターで行われ、愛川欽也が登場した。
同映画は、愛川が監督を務める5作目で、監督のほか、製作、脚色、主演を務める。舞台は明治に入ったばかりの日本。主人公の黒駒勝蔵は、関東甲信越の大親分で、度胸はいいが情けに弱く、涙もろくてだまされやすい性分。映画では、明治維新という激動の時代に、奇妙な人生を送ることになった黒駒を描いている。
愛川は、映画についての熱い思いを、「僕が俳優という世界に飛び込んでいったのは17歳の時。37歳の時、ついにフランスの娘との恋に落ちる日本人という物語で、映画『さよならモロッコ』を撮るためにモロッコへ出掛けてた」と振り返った。
さらに「この映画は第5作監督作品。僕は17歳の時に見た映画の青春の夢を今も追い続けている」と語った。
映画は、17日~5月13日同所で上映。