タレントでお笑い女性コンビ「オセロ」の中島知子が代表の会社が不当にマンションの使用を続けているとして、不動産管理会社など2社が中島さん側に部屋の明け渡しや、滞納分家賃など約230万円と明け渡しまでの家賃の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、請求を認めた。
中島側は答弁書を提出しておらず、全く反論しなかったことから、堀田匡裁判官は請求をそのまま認めた。仮執行宣言が付けられたため、強制執行が可能となる。
判決によると、中島の会社は2009年、渋谷区内のマンション一室を家賃39万円で賃借し、事務所として使用。昨年5月に契約を更新したが更新料や翌月以降の家賃を支払わなかった。
9月末に明け渡す約束も一方的に延期。引っ越し業者の勘違いや、隣接の自宅マンションが盗難被害に遭って警察官から引っ越しを禁止されたことを理由に占有を続けているという。
また、隣接の自宅マンションについても、家賃390万円(月65万円)を滞納し、所有者の俳優本木雅弘夫妻から10日に提訴されている。