エリート医師と対決する敏腕官僚に滝藤賢一 仲代達矢、国民的俳優の役は照れくさい

2015年8月12日 / 18:40

 NHKの土曜ドラマ「破裂」の取材会が12日、神奈川県横浜市で行われ、出演者の椎名桔平、滝藤賢一、仲代達矢が登場した。

 このドラマは、老化した心臓を若返らせる「夢の治療法」をめぐる医療サスペンス。治療法の考案者である冷徹なエリート心臓外科医・香村を演じる椎名は、役柄に共感できない部分を問われると「(役柄の)すべてを受け入れるところから役作りを始めたので、今となっては申し上げにくい」と困惑しながらも、「香村は妻子と別居して研究に没頭するような家族を顧みないキャラクター。そこは最初から共感できませでした。正直に言ってすみません」と明かした。

 一方、滝藤演じるのは「超高齢化社会の究極的解決」のため、“香村療法”の副作用を利用して、老人たちを大量安楽死させる「プロジェクト天寿」を画策する敏腕官僚・佐久間役。一見悪役だが「佐久間は誇りと信念を持っていて、一本筋が通っている。でも僕はまったくそういう人間でないので、なんとか桔平さんと仲代さんと戦うためにあらゆる姑息な手段を使って試行錯誤しながらやっています」と苦笑い。「(ドラマの中で)『医者は馬鹿だ』なんてめちゃくちゃを言っているので、実際に僕が病院に行ったときには診てもらえないんじゃないかと不安です」と弱音を吐いて笑わせた。

 そして、香村療法の被験者第1号となる国民的俳優の倉木を演じるのが82歳の仲代。死ぬ前にもう1本だけ映画を撮りたいと執念を燃やす倉木について、「役者生命を懸けて頑張ろうとする姿には共感できるが、国民的俳優という部分だけはあまり共感できない。そう言われると(自分が)すごく照れくさくて。一応ドラマのポジションではあるのですが…」とちゃめっ気たっぷりに語っていた。

 ドラマは10月10日午後10時から毎週土曜日に放送(全7回)。


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