【2.5次元】舞台「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」インタビュー 鳥越裕貴&多和田任益&中屋敷法仁「パフォーマーとスタッフとお客さまとの三者による鼎立」

2019年6月3日 / 18:53

-本作では「組合(ギルド)」も登場し、アンサンブルを含めて総勢32人という大所帯となりますが、演出で考えていることは?

中屋敷 どれだけ面白いキャラクターと面白いドラマを詰め込んでやろうかと思っていて、そこに総勢32人というダイナミックさが加わります。そういう意味では、このメンバーをまとめようというよりは、もう好きにさせて、かけ算で倍の倍になっている感じです。過去最高にぶっ飛んでいる感じです。これだけの人数がいると、メーンをやる2人も楽しいのかな?

鳥越 あれだけ笑って、突っ込みを入れて、もう楽しさしかないですよ。みんなが稽古を楽しんでくれていて、演劇を作るのを楽しんでいるので、すごくいい現場です。ただ、本当に貪欲な人たちばかりなので、対処できるかなというのはありますけど(笑)。

-本作でのそれぞれの役の見どころを教えてください。

鳥越 敦は第1弾で自分は駄目だと思っているところから成長したんですけど、また今回も迷うんです。本当に迷って逃げがちなところが正されて、それがドンドン積み重なって、敦にしか言えない言葉が増えてきます。それで、いろんな見え方が出てくるので、そこはちゃんと敦を演じて、敦にしかできない何かをみんなに発信できたらと感じています。

多和田 今回の太宰はいつにも増して単独行動が多いです。シリアスでカッコいい太宰を演じる割合が多いので、過去公演を見た人に「ちょっと違うかな?」と思われないように、太宰の芯の部分をしっかりと出して、自分がこの作品を包めたらとも思っています。

-最後に、ファンの方へメッセージを。

中屋敷 「三社鼎立」ということで、今回はパフォーマーとスタッフとお客さまとの三者による鼎立だと思っています。お客さまも第3弾だから、「見てやろうじゃないか!」みたいな気持ちがあると思います(笑)。その緊張感が面白い空間を生めればと思います。今は稽古場で、スタッフと俳優たちが戦っていますが、劇場に自分たちも戦いに来ているという気持ちで来てほしいなと思います。

多和田 第1弾のメンバーが再び戻ってきてくれて、飛んでくる圧が今までの中で一番すごいんじゃないかと思えます。ぜひおなかいっぱいという状態で劇場を出てもらえるように自分たちのやるべきことをやっていきたいと思いますので、ぜひ隅々まで見ていただければと思います。

鳥越 今回も気になる異能力などがあると思いますけど、「演劇って、すごいぞ!」というのを見せられるんじゃないかと思っています。ただし、ここから舞台という世界にハマる可能性が大だから、本当に心して来いと(笑)。心してこの舞台を見てほしいなと思います。

(取材・文・写真/櫻井宏充)

(C)舞台「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」製作委員会

 舞台「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」は7月3日~7月10日まで都内・日本青年館ホールほか、岩手、福岡、愛知、大阪で上演。
公式サイト http://bungo-stage.com/index.html

 

 

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