【2.5次元インタビュー】荒木宏文、舞台「文豪ストレイドッグス 黒の時代」で魅せる「大人の雰囲気」と「華やかなバトルアクション」

2018年9月16日 / 12:00

-「黒の時代」は非常に落ち着いた、大人の雰囲気が漂うエピソードだと思いますが、ビジュアルも、その空気感が見事に再現されていてすてきでした。荒木さんは、今回、キャラクターのビジュアル面では、どんなところを意識されたんですか。

 これはこの作品に限らないことですが、2.5次元は、原作でルックスに関しての答えが出ている作品なので、ビジュアル撮影までに、見た目を成立させていなきゃ駄目だと自分の中で決めています。まずは、表面的な部分をなぞる。そして、なぞり切った状態でビジュアル撮影をするっていうのがこだわっている部分です。

-なるほど。ところで、荒木さんは、出演作が目白押しで、大変お忙しいと思いますが、作品と作品の間ではどのようにしてリフレッシュされているんですか。

 オリエンタルラジオの中田(敦彦)さんが、テレビで受験生に向かって「リフレッシュ、リセット、切り替える。休憩でそんなものは取れない。そもそも教科を変えれば、リセットできている。だから、勉強なんて何時間でもできるんだよ。休憩してリフレッシュしようなんていう発想自体がそもそも間違いだ」って言っていたんですが、本当にそうだなって思ったんですよね。
 僕も実際、作品が変わるだけで、リフレッシュできるし、気持ちも変わる。前の作品を引きずることもないですし、稽古場に行けば、その現場の雰囲気が違うことをなおさら実感して、自然と切り替えられるんですよ。だから、いっぱい仕事ができる方が楽しい。(作品と作品の間では)休みはなくていいですね。でも、一つの作品が長く続いているときは、休みがほしいですよ(笑)。身体的にきつくなるから、メンテナンスに行きたいとか、そういうのはもちろんあります。

-では、最後にファンの方へメッセージを。

 「黒の時代」は大人の雰囲気のある作品ですが、「文豪ストレイドッグス」らしい異能力を使ったバトルアクションや、華やかな部分もしっかりと描かれています。奥行きのある言葉が多く、言葉の一つ一つにもすごく意味があるのも魅力です。会話劇としても楽しめますし、アクションなど、演出的にも引きつけられる部分があるので、たくさんの方に満足していただける要素が、ぎゅっと詰まった作品になっていると思います。ぜひ劇場に足を運んでください。

(取材・文・写真/嶋田真己)

(C)舞台「文豪ストレイドッグス 黒の時代」製作委員会

 舞台「文豪ストレイドッグス 黒の時代」は9月22日~10月8日に都内・サンシャイン劇場、10月13日~14日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。10月14日の大阪千秋楽のライブビューイング上映も決定。

公式サイト http://bungo-stage.com/

 

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