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恋や人生に悩むどこにでもいる中2男子だが、特別な力=超能力を持っている影山茂夫、通称“モブ”が巻き起こす、笑いと涙と驚きと、闘いの日々を描いた舞台『モブサイコ100』が帰ってきた。~裏対裏~というサブタイトルを引っさげた本作では、どのようなストーリーが描かれるのか。前作に続き主人公・モブ役を演じる伊藤節生に話を聞いた。
ざわざわしていましたね(笑)。僕が感じていたのは原作のファンの方々が、自分たちの好きなこの漫画が一体どのような舞台になるんだろう、色合いや雰囲気はどのぐらい原作とマッチしているんだろう、っていう期待と不安が入り混じっていたように思います。僕自身も最初は同じ気持ちでした。アニメ版のモブくんの声を担当していたこともあったので、僕の中の『モブサイコ100』はかなり確立していたんです。でも舞台の稽古が始まると、ああこのキャラはこういう解釈もありなんだ、と感じることが増えました。
本番の初日の最初の登場時に、自分の手をかざすシーンで、自分でも驚くほどガタガタ震えていたんです。自分が緊張しいなのは自覚があったのですが、その自覚を超えるぐらい緊張していました。
あまり大変だったとか、そういうイメージはなかったんですが、傾斜のついたステージだったので、いつの間にか体に疲労がたまっていく、そういう苦労はありましたけど(笑)。でも作品の内容が内容なので、やりながら楽しんでいました。みんなもそうだったんじゃないかな?
率直にうれしかったです。前回の終わり方が気になる形だったので、続編をやるなら「あのキャラクターは? あの頭は? どうなっちゃうの?」っていろいろ想像がたくさん浮かんでくるので、今は早く稽古をしたいし、みんなと早く会いたいと思っていました。
結構変わります(笑)。ストーリーに重きを置いて、一言で言うと“シリアス寄り”になっています。でも前回と変わらないところもあるので、そういう場面になるとなんとなくホッとします。前作で楽しんでいただいた方にはもっと楽しんでいただけると思いますし、もちろん今回初めて見る方にも面白く感じていただける、と断言できます!