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日本のみならず、世界中で人気を博す、武内直子による少女漫画『美少女戦士セーラームーン』。同作を原作としたミュージカルは、1993年に初演されて以降、シリーズを重ね、高い人気を誇っている。そんな『美少女戦士セーラームーン』が、2018年、今までにない新しいパフォーマンスショー“Pretty Guardian Sailor Moon”The Super Liveとして始動する。「ジャポニスム2018公式企画」として上演される11月3日〜4日の仏パリ公演を前に、8月31日からは東京プレビュー公演も実施。トリプルキャストでセーラームーン/月野うさぎ役に挑む、夢宮加菜枝と古賀なつき、河西智美に公演への意気込みを聞いた。
夢宮 オーディションに落ちたと思ったので、合格したという知らせを受けたときにはすごくうれしかったですし、信じられなかったです。
古賀 世界中から愛されている「セーラームーン」の一員になれるという誇りと喜びを感じて、決まった日からお月さまに話しかけるのが日課になりました。「今日は長い稽古だったけど、頑張ったよ」みたいな。セーラームーンなので、故郷を感じて(笑)。
夢宮・河西 かわいい(笑)。
河西 そうなんです。私は、どちらかというと、強い思いを持って何かを目指してきたタイプではなく、めぐってきたものをやっていたら楽しくて好きになるということが多かったんです。だから、大好きなものに自分から取り組むということ自体が今回の「セーラームーン」が初めてなんです。オーディションもラストチャンスだと思って、小さい頃からの夢だからって気持ちで挑みました。恥ずかしいという気持ちを一回、置いておいて、好きって気持ちをぶつけてやろうって。最終オーディションは、絶対落ちたと思っていたこともあり、受かったと聞いたときは信じられなくて実感がなかったです。
私の家族、親戚、友達や周りのスタッフの皆さんの誰もが、私のセーラームーン好きを知らない人はいないというくらいガチオタクなので、自分なんかが…とか不安でいっぱいですが、こうやってご縁を頂けたので、死ぬ気でステージでうさぎちゃんとして生きていきます。そして、皆さん生で見に来て愛を感じてもらえたらうれしいです!
夢宮 はい。私は舞台自体が初なんです。
夢宮 世界的にも有名なTAKAHIROさんが振り付けと演出を手掛けてくださっているので、ダンスは一番の見どころです。それから、トリプルキャストなので、それぞれのチームの良さがあり、その違いも見どころだと思います。
古賀 濃厚なパフォーマンスショーで隙がない作品に仕上がると思います。もちろん、5戦士にも注目してもらいたいんですが、アンサンブルの方々のキレッキレのダンスにも注目していただきたいです!
河西 今回のショーは、せりふがほとんどなく、ダンスと歌で伝える作品です。「セーラームーン」は、ただかわいいだけじゃなく、内容的にもすごく深い作品なので、それをダンスと歌で伝えるというのは、熱量がないとできないことだと思います。今も、キャストもスタッフさんも試行錯誤しながら作り上げています。