藤井流星「コメディーがやりたい」 西田征史と6年ぶりのタッグで挑むROLL((CAKE))TIME【インタビュー】

2026年6月27日 / 08:00

 藤井流星が主演を務める舞台、ROLL⦅CAKE⦆TIMEが7月6日から上演される。本作は、藤井が脚本・演出の西田征史と2020年のドラマ&舞台「正しいロックバンドの作り方」以来6年ぶりにタッグを組む、完全オリジナルのハートフルサスペンスコメディー。15年前に両親を交通事故で亡くした悲しみを抱えたまま、親から受け継いだロールケーキ専門店【くるん】を守り、弟と二人で懸命に生きてきた主人公、青柳敬治郎を演じる藤井に、本作への意気込みや舞台に出演することへの思いなどを聞いた。

藤井流星【ヘアメーク:井上ゆか(Yuka Inoue)/スタイリスト:村田友哉(SMB International.)】 (C)エンタメOVO

-藤井さんが熱望して西田さんとの再びのタッグが実現したと聞いています。西田さんの作品のどんなところに魅力を感じているのですか。

 西田さんの作品は、どの作品もオリジナリティーがあって、起承転結があって、王道の中に裏切りがある。笑えるシーンもあって、驚きもあって、エンタメとして楽しい作品だと思います。僕は、せっかく舞台に出演するなら、笑っていただける、コメディー作品がやりたいんです。それで、西田さんとご飯に行ったときに生意気ながら「こういうのがいい」というお話をさせていただいたんですよ。西田さんがプロットを考えてくださったり、どういうのが良いのか聞いてくださって今回につながったので、すごくぜいたくなことだと思います。

-コメディーがやりたいという思いが大きいのですね。

 そうですね、自分が見る場合もコメディーが好きなので。山田孝之さんが出演したミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」もめちゃくちゃ面白かったです。これが究極なのかなって。今回のROLL⦅CAKE⦆TIMEは伝えたいこともありますし、芯のあるコメディーで、それも好きなのですが、究極は、見に行った帰り道にただ「面白かったな」だけが残ること。エンタメってそういうものだと思っています。だから、コメディーをやりたい。西田さんの作品は、笑いだけでなく、ストーリーの面白さや裏切り、驚きもあって、すべてが混ざったエンタメな気がします。しかも、今回はハートフルですごくほっこりする物語でもある。すごく楽しみです。

-演じる上ではコメディーの魅力はどんなところに感じていますか。

 いろいろな感情の最大値を見せるのがコメディーだと思います。コメディーでは、泣くのも、笑うのも、大声を出すのも、振り切って演じることが大事です。そうと分かっていても、意外と振り切れないものでもありますが、やりすぎかな、ボケすぎかな、大げさだなということをやる。そうして感情を最大限に出してから、調整していくという面白さがあります。それから、単純に「面白い」と言われるのが好きなんだと思います。3年前に舞台に出演したときに、メンバーが見に来てくれたんですよ。そのときに、舞台上から見ても分かるくらい笑っていて、それがめちゃくちゃうれしかったです。

-今回、藤井さんが演じる青柳敬治郎という役柄を演じる上で、どんなところを意識して演じたいですか。

 朗らかでほんわかした雰囲気づくりが一番大事かなと思っています。弟との空気感やロールケーキ屋での会話からにじみ出る日常感を作って、「毎日をこうやって送っているんだろうな」と思ってもらえるような会話のトーンや場面作りをしていかないといけないなと。それを感じてもらうことでほかのシーンも生きてくるのかなと思います。

-両親の遺した大事なお店を守っている敬治郎の生き方には共感できますか。

 彼はしっかりとした理由があってお店を継いだので、その理由には共感できます。ただ、僕には向いてないですね。やっぱり何事も「好きこそものの上手なれ」だと思っているので、自分に向いていないものはだめだと思います。

-ロールケーキ屋は向いていないということですが、スイーツはよく食べますか。今回はパティシエ役なので、スイーツにまつわるエピソードを教えてください。

 この間、静岡にライブで訪れた際にプリンを食べたのですが、それがめちゃくちゃおいしかったです。ネットでも売り切れるくらい人気があるらしくて、久々に衝撃を受けたプリンでした。プリンは好きなので、よく食べますし、差し入れでいただくことの多いクレープも好きです。アイスも食べますね。

-食べる機会も多いのですね。

 そうですね。コーヒーが好きなので、コーヒーと一緒に食べることが多いかもしれません。ただ、どうしてもカロリー計算をしてしまって、「それならご飯でお腹を満たそうか」と思ってしまいます。ケーキをシェアして食べたりもしますが。

-藤井さんが差し入れするときの定番スイーツはありますか。

 プリンは喜ばれる印象があります。ドラマの現場となったらかなりの数が必要ですが、まとまった数を用意しやすいので、そういった意味でも差し入れることが多いです。今回はせっかくならロールケーキも差し入れしたいと思っています。

-では、本作への意気込みと見どころを教えてください。

 来てくださった方にとにかく笑っていただいて、楽しかったなと思って帰っていただける作品にしたいと思っています。深く考えなくていいです。お話も分かりやすいので、シンプルに受け取って見ていただけたら、「面白かった」で終われる作品だと思います。
 見どころは、(弟の青柳直役の)濱田龍臣くんとの空気感、それからロールケーキ屋の4人の空気感です。そして、それを軸にして、サスペンスシーンが入ってきて、最後はハートフルなコメディーとして楽しめます。なにより、駿河太郎さんをはじめとした豪華なキャストの皆さんが揃っていますので。個性的なキャラクターがたくさん登場しますので、ぜひ楽しみにしていてください。
(取材・文・写真:嶋田真己)

 ROLL⦅CAKE⦆TIMEは、7月6日(月)~8月2日(日)に都内・東京グローブ座ほか、大阪、福岡で上演。

ROLL⦅CAKE⦆TIME


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