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とてもすてきな方で、待ち時間にちょっとお話できたんですけど、すごく温厚な方でした。お芝居に関してはすごく真面目でストイックで、「このせりふはこうやって言ってみるのもありかも」というような優しい言い方で寄り添ってくださり、いろいろと教えていただいたので、本当に涼くんのような、尊敬できる先輩みたいな関係性でした。
まるで「楓」という曲のように、すごく優しくて、温かい現場でした。そんな空気に包まれていたからこそ、現場に入った瞬間に日和になれたというか、日和の、人って優しいから自分は突っ込んでいけるという気持ちがすごく分かるというか、それを感じていたので、ずっと日和のようなテンションで行けたし、それを許してくださる現場だったのでやりやすかったです。
とにかく主演のお二人がかわいくていとおしい。そういうラブストーリーを撮られる方だなと思いました。私は日和のシーンだけだったので、ニュージーランドでどのような撮影が行われていたのかとか、福士さんと遥ちゃんがどんなお芝居をして、どんな画を撮っているのかは知らなかったので、試写で見た時に風景も含めてとてもすてきだなと思いました。屋上のシーンなどでも、遥ちゃんのアップがすごくきれいで、こんなにアップがすてきで、しかも切なさを表せるのはすごいなと。それを引き出したのが行定さんの力というか、すてきな部分だなと思いました。私は行定さんを信じてお芝居をしていました。
とても感動する作品だというのが一番です。人肌恋しい冬の季節にすごく見たくなる映画にもなっていますし、登場人物全員の矢印が真っすぐに向いていていとおしいからこそ、見終わった後、自分も大切な人のことを思いたくなります。それは、家族や友人、恋人、今近くにいる人、今会えない人、いなくなってしまった人、そういう全ての大切な人たちのことを思える作品だと感じました。この映画は、この冬の一押しの作品です。というのも、本当に風景がきれいで、その中に冬ならではのはかなさが描かれています。冬だからこそ伝わることってたくさんあると思います。そのため、感動したい時や、大切な人のことを改めて思いたい時に見ていただきたい映画になっています。あとは、本当に映像がきれいなので、そういうところも注目していただけたらうれしいです。
私は、日和が本当に真っすぐに涼くんを思うことを一番に考えて、意識してお芝居しました。5人のメインキャストの中の誰かに共感できる、自分はこの人に似ているなと思えたりするでしょうが、私はすごく日和に共感できたので、そういうふうに共感できるキャラクターを探しながら見るのも面白いかなと思います。
(取材・文/田中雄二)

(C)2025 映画「楓」製作委員会
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