上田竜也&橋本良亮、舞台初共演を通して「絆はより強固になる」 音楽劇「謎解きはディナーのあとで」【インタビュー】

2025年8月26日 / 08:00

上田竜也(左)【ヘアメーク:豊福浩一(KOICH TOYOFUKU)/スタイリスト:佐藤美保子】と橋本良亮【ヘアメーク:奥山 信次(barrel)/スタイリスト:野友 健二(UM)】

-皆さんの歌唱シーンもあるのですか。

橋本 それはもちろん、ちょくちょくあります(笑)。歌います。アンサンブルの方と一緒に歌うシーンもありますが、ミュージカルではないんです。バックに流れていて、それに合わせて芝居していくという形だと思います。

上田 なるほど、そういう音楽劇なんだ。僕はまだ(取材当時)どんなものになるのか全く分からなかったのですが、今、謎が解けました(笑)。

-お互いの歌に対してのイメージを教えてください。

上田 橋本ってメーンボーカルでしょ? 

橋本 はい。

上田 やっぱり歌がうまいイメージです。

橋本 ありがとうございます。上田くんはめちゃくちゃセクシーな声です。

上田 面白いやつだな(笑)。

橋本 KAT-TUNのバックに付かせていただいたとき、ソロもすごくセクシーな声で歌っていたことを覚えています。かっこいい曲も歌うので、上田くんの表現は幅広いなと思っていました。

上田 橋本は、堂々と歌っているイメージがある。その周りを塚田(僚一)がちょこちょこ(笑)。

橋本 あははは(笑)。アクロバットしていますね。ただ今回の舞台は、歌はあっても、芝居がメーンとなってくると思います。

上田 願わくば、そうした歌があることで、「舞台、難しいよね?」という人が来ても、面白いと思っていただける作品になればと思います。そもそも原作がすごく有名な作品で、それだけでも楽しんでいただけると思いますが、視覚や聴覚でも楽しんでいただけるものになったらより見やすくなるのかなと。僕は、これまでずっと「生きるか、死ぬか」という舞台が多かったですが、今回はそれがなさそうなので、そういう意味でも楽しみです。

-ところで、本作は、影山たちがヨーロッパを訪れ謎解きをするという物語ですが、お二人が行きたい国や行きたい場所を教えてください。

上田 僕はラスベガスに行きたいです。エンターテインメントの街、眠らない街で、ホテルにはジェットコースターもある。そういう場所に行きたいです。

橋本 いいですね。上田くん、ラスベガス行ったことありますよね?

上田 あるある。でも、かなり昔のことだから、20年経てばいろいろと発展していると思うんだよね。それで行ってみたい。ヨーロッパならスイス。仕事で行ったときに、景色がめちゃくちゃきれいだったんですよ。空気感も良かったし、スイスの女の子もかわいかった(笑)。

橋本 僕はヨーロッパのニースです。この間、恋愛リアリティー番組を配信で見て、その舞台がフランスのニースだったんです。街並みもきれいで行ってみたいと思いました。いつか街を歩いてみたいです。

-最後に、公演を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。

上田 楽しい舞台になればいいなと思っています。皆さんにも推理してもらって、エンターテインメントに触れてもらって、一緒に楽しめたらと思います。公演を見終わった後に「めちゃくちゃ面白かったね、もう1回見たい」と思っていただける舞台を目指して頑張りますので、皆さん、ぜひ楽しみにしていてください。

橋本 今年はアニメも放送されて話題の作品なので、幕が開いたときにもっと話題になるように頑張っていきたいと思います。ドラマやアニメを見ていただいてからこれを見ても楽しめると思いますし、逆に舞台を見てアニメも見てみようかなと思う方がいたらそれもまたうれしいです。難しい物語ではないので、何も考えずに見て楽しんでもらえたらと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

 音楽劇「謎解きはディナーのあとで」は、9月9日~23日に都内・日本青年館ホール、9月27日~10月1日に大阪・SkyシアターMBSで上演。

音楽劇「謎解きはディナーのあとで」

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

原田琥之佑「この映画は、何でもあるけど、何にもないみたいなところが一番の魅力だと思います」『海辺へ行く道』【インタビュー】

映画2025年8月26日

-同年代の共演者とはアドリブでやり取りをしたこともありましたか。  奏介がテルオたちと大きなオブジェを作るシーンがあって、映画のスピードはずっとゆっくりなのに、あのシーンだけ会話のスピードが速くなるんです。そこで結構アドリブを入れたんですけ … 続きを読む

青山貴洋監督「問診シーンが最大の課題に」日曜劇場『19番目のカルテ』【インタビュー】

ドラマ2025年8月25日

 また、原作から得た気付きも大きいという。「原作には、読者の感情を揺さぶる瞬間が描かれています。それがどこにあるのかを探りながら、ドラマにもそのエッセンスを取り入れるようにしています」。  原作の短編では、百々がさまざまな医療機関を受診して … 続きを読む

中園ミホ 連続テレビ小説「あんぱん」は「やなせたかしさんが書かせてくださった」執筆を終えた脚本家が物語を振り返る【インタビュー】

ドラマ2025年8月22日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、いよいよクライマックスが近づいてきた。このタ … 続きを読む

森田剛「戦争と背中合わせの世界であるということは今も変わらない」 19世紀を代表する未完の戯曲に挑む パルコ・プロデュース 2025「ヴォイツェック」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月22日

-本作は、19世紀を代表する未完の戯曲です。そうした作品を今、上演する面白さや魅力はどう感じていますか。  自分は与えられた役を生きることに集中したいと思います。ただ、今も昔も、みんなそれぞれに傷ついて、それを隠して生きていると思います。戦 … 続きを読む

奥平大兼「戦争の捉え方が変わった」當真あみ「当時の女性の強さを感じた」80年前の戦時下を生きた若者役への思い『雪風 YUKIKAZE』【インタビュー】

映画2025年8月21日

-演じる上で難しかった点はありますか。 奥平 敬礼をするとき、上官が手を下ろしてから自分が下ろさないといけないのですが、うっかり自分が先に下ろしてしまったことが何度かありました。事前に所作の指導は受けていたのですが、きちんと意識してやらない … 続きを読む

Willfriends

page top