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松本さんは、演じられている徳重先生と共通して、とても包容力のある方だと感じます。現場でもオフでも、相手を受け止めて認めた上で、的確かつ愛を持ってアプローチされるので、その器の深さと優しさが伝わってきます。マクロとミクロ、両視点を持ち合わせた上でのムードメーカー。一方で、職人気質と相手に油断させない雰囲気もあって、「MJ」のカリスマ性を感じる瞬間も多々あります。さらには時折見せる“ゆるキャラ”的な愛嬌(あいきょう)もあったりと、複合的で一言で語りきれない、魅力の塊のような方です。
(総合診療医となった滝野みずき役の)小芝風花さん、(内科医・鹿山慶太役の)清水尋也さんとは待ち時間に“MBTI(16タイプ性格診断)”で盛り上がりました。(外科医・東郷康二郎役の)新田真剣佑さんは、とにかく面白くて…今年一番の驚きかもしれません。オペシーンでは、手術室にこもってずっと撮影していたので、(麻酔科医・大須哲雄役の)岡崎体育さんと(心臓血管外科医・戸田勝久役の)羽谷勝太さんと一緒に「今、何時でしょう?」という原始的な遊びもしました(笑)。(院長・北野栄吉役の)生瀬勝久さんや、(外科部長・東郷陸郎役の)池田成志さん、(看護師・豊橋安希子役の)池谷のぶえさんたち、ベテラン陣も本当に愉快で、撮影現場の空気が一気に明るくなります。
原作漫画で存在を知り、興味深い職業だなと思っていました。私は普段から物ごとを複合的に捉え、ロジックで最適解を見つけていくのが好きなので、医学生だったら専攻の際に検討していたかもしれません。ただ私はマシンガントーク派なので、徳重先生のようにゆっくりと患者さんの話を聞けるかどうかは(笑)。いまだ普及率は高くないそうですが、家族にも話せない、相談先が分からない、地域に病院や医師が少ないなど、さまざまな悩みを最前線で受け止め、手引きになってくれる存在は、患者にとって救世主ですよね。 このドラマが、普及率や目指す人口の増加の後押しになれたらいいなと思います。
茶屋坂心という人物に感情移入できるかどうかは、人それぞれだと思います。ただ、“親と子”というテーマに関しては、誰もがかつて子どもだったという共通の記憶があるからこそ、何らかの共鳴はあるのではないかと思います。「母はあの時、何を思っていたのだろう」「もし自分が親になったら、子どもに何を伝えたいだろう」。そんな問いを、茶屋坂先生とその家族の関係を通じて、さまざまな視点から考えるきっかけになる回になっていると感じています。世代を問わず何かを感じていただける第5話ですので、ぜひご家族皆さまでリアルタイムでご覧いただき、それぞれの立場で“親と子”という普遍的なテーマについて、感じたり語り合ったりしていただけたらうれしいです。
(C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日)
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