俳優デビュー25周年の上戸彩が15年ぶりの写真集を発売 台湾で幻想的な夜市でのロケから寝起き姿まで多彩な魅力満載

2025年7月14日 / 10:33

 

-先ほどグルメの話がちょっと出ましたが、台湾で撮影中の思い出とかエピソードがあれば。

 台湾におじゃまさせていただいたのは、映画『テルマエ・ロマエ』の撮影以来2回目だったんですが、とにかくスタッフのみなさんと和気あいあい撮影ができたあの時間と、あと私は台湾マッサージがいちばん好きなんですが、「私がプレゼントするから」と、連日撮影が終わった後にスタッフのみなさんと行って。小鳥さんはカメラを持ちながら。撮影の一種としてマッサージに行きました。楽しかったですねぇ! そして気持ち良かった! 日本で受けるのも好きなんですけど、やっぱり本場は安いし、さらに気持ちよかったです。

-お子さんやご家族にお土産は買いましたか?

 夜市で、UFOキャッチャーのぬいぐるみと、あとは空港でアメを買いました。

-ファッションやメイクで挑戦したことやこだわったことなどありますか?

 普段、お芝居もそうですし、コマーシャルや雑誌だったり、いろんなお仕事でもそうですが、基本的に、私がこう画面に出たいとか、こうしたいというよりかは、メイクさんが好きなようにメイクしていただいて、スタイリストさんがいまの私に着せたいと思ってくださる服を着て私がカメラの前に立つ。そういうスタンスでずっとお仕事をしてきたので、自分の思いというよりも、みなさんがいまの上戸彩を創ってくれたなと思っています。だから、“自分らしさ”とか言われるとすごく難しくて。“みんなにこう見てもらいたい”とか、“自分はこうでありたい”という気持ちがまったくないので…。どちらかというと、いまここにいる私もそうですけど、みなさんに創ってもらった人格な気がします。

-よく聞かれる質問かもしれませんが、写真集の出来栄えは、点数をつけるとしたら何点ですか?

 点数ですかぁ? 100点です! もっとこうしたかったとか…例えば体を鍛えたかったとか、(ロケに)もうちょっと長い期間行きたかったとか、そういう小さな思いはいっぱいあるんですが、それはもうただの願望というか、ぜいたくな思いなので。そのときにできた100%以上のパワーが詰まっているので、自分的にはもう満点です。

-100%のその写真集、家族や友人にはもう見てもらいましたか?

 見せました。…でも娘に見せるのを忘れていました、まだ渡してないです。友達はみんな買ってくれて。それこそ、子どもたちの友達とかが“私はこのページが好き”と手に持っている写真を送ってくれたりとか。みんなそれぞれの好きなページを教えてくれたり。ベッキーとかも、“あらためて上戸彩のファンです”と言ってくれたりして。なんか身内が自然とお金を出して買ってくれる。そして感想を伝えてくれるのがすごくうれしかった…。昨日(12日)は大阪で握手会(お渡し会)をやったんですが、「20年間ずっとファンです」と言ってくださる方がものすごく多くて。“一緒に歳を重ねているんだな”という思いもあれば、懐かしいファンの方がいたり。写真集って出すだけではなく、いろんな方とのそういう交流があったりする。あらためて、いろんな方に感謝ができるいい機会だったなと思う。

-この写真集を撮ってみて、新しい気付きとか思いは出てきましたか?

 まさにそれが昨日の握手会でしたね。ホントに、みんなに会ういい機会をいただけたなと思いました。7~8年前になるんですけど、ファンクラブを閉めるときの握手会がいちばん最後で。そのときの数よりも全然多い数のみなさんにお会いできたし、今日も会えるし。こういうチャンスはいまの私にはなかなかないので。ホントにうれしい機会だと思っています。

-最後に、昨日今日来てくれたファンや、来られなかったファンもいると思うので、ファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

 ホント、“俳優人生25年間”らしいんですけど、いまの自分があるのは、支えてくださったスタッフのみなさんもそうですし、家族もそうですが、何よりもファンのみなさんがあってこそなので。これからももちろん精いっぱい頑張っていこうと思っているんですが、いまのこの一瞬の私をまず受け止めていただけたならと思っています。

 取材会で1つ1つの質問に、ときにとびっきりの笑顔を見せながら、ときにちょっとはにかんだ表情を浮かべ、ときにいたずらっぽいまなざしを向けて答える上戸。明るくて、まっすぐで、ピュアで…25周年を迎えてもずっと変わらない上戸彩が、今日もそこにいた。

 7月12日(土)に大阪、13日(日)に東京で行われた写真集の発売記念イベント。イベント参加者のために用意された2日間合計2000冊の写真集は、即日完売した。

【上戸彩(うえと・あや)プロフィール】 1985年9月14日、東京都生まれ。1997年「第7回全日本国民的美少女コンテスト」審査員特別賞を受賞して芸能界入り。2000 年にドラマ「涙をふいて」で俳優デビューし、ドラマ「3年B組金八先生」「半沢直樹」「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」や映画『テルマエ・ロマエ』など多数の作品に出演。映画『シャイロックの子供たち』で第47回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。2025年9月26日公開予定の映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』に出演。

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(2)大阪下町に生まれて

舞台・ミュージカル2025年8月28日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼講談は落ちない  「今日の話はオ … 続きを読む

原田琥之佑「この映画は、何でもあるけど、何にもないみたいなところが一番の魅力だと思います」『海辺へ行く道』【インタビュー】

映画2025年8月26日

-同年代の共演者とはアドリブでやり取りをしたこともありましたか。  奏介がテルオたちと大きなオブジェを作るシーンがあって、映画のスピードはずっとゆっくりなのに、あのシーンだけ会話のスピードが速くなるんです。そこで結構アドリブを入れたんですけ … 続きを読む

上田竜也&橋本良亮、舞台初共演を通して「絆はより強固になる」 音楽劇「謎解きはディナーのあとで」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年8月26日

-皆さんの歌唱シーンもあるのですか。 橋本 それはもちろん、ちょくちょくあります(笑)。歌います。アンサンブルの方と一緒に歌うシーンもありますが、ミュージカルではないんです。バックに流れていて、それに合わせて芝居していくという形だと思います … 続きを読む

青山貴洋監督「問診シーンが最大の課題に」日曜劇場『19番目のカルテ』【インタビュー】

ドラマ2025年8月25日

 また、原作から得た気付きも大きいという。「原作には、読者の感情を揺さぶる瞬間が描かれています。それがどこにあるのかを探りながら、ドラマにもそのエッセンスを取り入れるようにしています」。  原作の短編では、百々がさまざまな医療機関を受診して … 続きを読む

中園ミホ 連続テレビ小説「あんぱん」は「やなせたかしさんが書かせてくださった」執筆を終えた脚本家が物語を振り返る【インタビュー】

ドラマ2025年8月22日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、いよいよクライマックスが近づいてきた。このタ … 続きを読む

Willfriends

page top