エンターテインメント・ウェブマガジン

画像提供:WOWOW
安田 撮影が終盤に差し掛かった頃、原作者のキム・スジンさんにお目にかかる機会があったんです。キム・スジンさんは、それぞれのキャラクターに、ものすごく細かいバックボーンを作っていて、「このシーンでは、こういうアプローチをしましたが、合っていますか」と質問すると、“立て板に水”のように答えが返ってくるんです。うれしいことに、その答えと自分の考えがほぼ一致していて。しかも、キム・スジンさんは「富樫の孤独を満たしてください」という手書きのメッセージ入りの台本までくださったんです。そのメッセージを読み、僕の中で「怪物」というタイトルと、どこかつながるものを感じました。
水上 僕は、撮影の待ち時間に安田さんと2人でファミレスに行ったときのことが印象に残っています。僕は自分を知ってもらおうと「自分はこんな人間です」と話していたんですけど、安田さんは富樫の衣装のままだったので、ふとわれに返って「僕はこの人を追い詰めていくんだよな」と、不思議な感覚になって(笑)。
安田 水上くんは衣装を汚さないように私服に着替えていたんだけど、僕はそのままで(笑)。そういうきちんとしたところは、見習いたいと思った。でも、あのとき楽しく会話したおかげで、水上くんが、役について深く考え、演じることが心から好きな役者だとわかって、いい関係を作れたよね。
安田 ハードなサスペンスでありながら、作品の根底には「親子」という普遍的なテーマがあり、さまざまな親子関係の歪みを盛り込みつつ、最後まで飽きさせることなく進んでいく。その緊迫感にあふれた濃密な人間ドラマが素晴らしかったです。
水上 安田さんがおっしゃった普遍的なテーマは、「名作」と呼ばれる作品には必ず込められているものですよね。しかもそれは、どの時代、どの国、どんなコミュニティーでも通用する。ストーリーの斬新さだけでなく、そういった部分が、原作の韓国版が高い評価を受けた理由のような気がします。もちろん、この日本版でもその点は十分リスペクトした上で作っているので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。
(取材・文/井上健一)

画像提供:WOWOW
ドラマ2026年1月8日
西畑大吾主演のドラマ「マトリと狂犬」(MBS・TBSドラマイズム枠/毎週火曜深夜)が1月20日にスタートする。本作は、「ヤングチャンピオン」(秋田書店)で2020年から連載されている同名漫画のドラマ版。 麻薬取締捜査官・黒崎、刑事・葛城 … 続きを読む
ドラマ2026年1月8日
1月4日から放送スタートしたNHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」。大河ドラマで人気の戦国時代を舞台に、豊臣秀吉の弟・豊臣秀長(若い頃の名は小一郎)を主人公にした物語ということで、どのような幕開けになるのか、興味深く第1回を見守った。小一郎役の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年1月7日
-ところで、本作では試練を乗り越える力が描かれていますが、奈緒さんが過去に「この経験で強くなれた」という出来事を教えてください。 思い返してみると、逆境と出合ったときに自分は強くなれたのかなと思います。それから、最近は1人の時間が自分を強 … 続きを読む
映画2026年1月7日
-久しぶりの3人の共演でしたが、今回もオメダの行動が相変わらずでした。 「俺たちの旅」って、基本はトラブルメーカーであるオメダが問題を起こして、カースケたちのリアクションを通して友情が見えたりするものだったので、今回もオメダしかいないとい … 続きを読む
ドラマ2026年1月5日
松下奈緒が主演するドラマ「夫に間違いありません」(カンテレ・フジテレビ系)が、1月5日から放送がスタート(毎週月曜よる10時放送)。本作は、主人公・朝比聖子が夫の遺体を誤認し、保険金を受け取った後に死んだはずの夫が帰還するところから始まる … 続きを読む