【インタビュー】映画『ミラベルと魔法だらけの家』製作イベット・メリノ 「眼鏡には、本質を見ることの大切さを託しています」

2021年11月25日 / 06:56

-ハリウッド映画は今、『エターナルズ』など、多様性に配慮した作品が全盛です。ディズニー・アニメは、『アラジン』『ムーラン』などで早くからそれを先導してきましたね。

 バイロンとジャレドが舞台をコロンビアにしようと決めたときに、コロンビア自体が多様性に富んでいる国なので、この国を代表するような作品にするためには多様性を祝福する物語にするべきだと考えたのです。だから、キャラクターがみんな違います。私の家族の場合、祖父母がメキシコから来たんですけど、家族の中でも肌や髪の色がまちまちです。そういう、家族なのにバラエティーに富んでいる部分をしっかり出そうと考えました。また、ディズニー・アニメーションとして、これまでも世界のあるがままの姿を作品に反映させたいという姿勢でやってきているので、今は非常にエキサイティングな時代になったと思っています。

-最後に日本のファンにメッセージを。

 全ての皆さんにこの映画を楽しんでもらいたいです。できれば家族で一緒に映画館へ行ってほしい。笑ったり、ハラハラドキドキしたり、ミステリーの要素もあって、誰でも楽しめる映画になっていますから。

(取材・文/外山真也)

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