【インタビュー】舞台「3年B組 皆川先生~2.5時幻目~」皆川猿時&荒川良々&演出・細川徹が送る学園もの「お客さんを笑わすことだけを考えて作っています」

2021年5月27日 / 08:00

-やり過ぎてはしまうけれど、この舞台に参加するのは楽しみですか。

荒川 もちろん楽しみですよ。

皆川 やっぱり、お客さんの盛り上がり方が全然違うんです。これは細川さんの作品じゃないと経験できないと思います。

荒川 稽古場だとお客さんがいないから、虚無感がある(笑)。お客さんの前でやらないと分からないところがありますよね。

皆川 うん。どうなるんだろうと思いながら稽古をするけど、本番では本当にお客さんが笑うんで、細川さんはすごいと思います。

細川 お客さんを笑わすことだけを考えて作っていますから。なので、これが配信になったら難しいと思います。絶対に客前でやらないといけない作品です。

-では、舞台を楽しみにしている皆さんに一言お願いします。

細川 コロナ禍になって、客席数制限などもあり、舞台のチケット代が高くなっています。ですが、この作品は7千円です。これは本当に安いと思うので、ぜひ、7千円で笑いに来てください。劇場でみんなで笑うというあの気持ち良さを皆さん忘れていらっしゃるかもしれませんが、やはり最高に気持ちいいと思います。

皆川 今回は、清宮さんが出るので、僕の息子や娘の同級生が見に来たいと言っていました。若いお客さんが増えたらすごく面白いと思いますし、そういう方に刺激を与えられたらと思います。

荒川 こんなおじさんたちが何の意味もないことをやっているところを若い人に見てもらいたいですよね(笑)。

細川 演劇ってマイナーで難しいというイメージがあると思うので、こういうのもあるというのを知っていただけたらうれしいです。

(取材・文・写真/嶋田真己)

「3年B組 皆川先生~2.5時幻目~」

 「3年B組 皆川先生~2.5時幻目~」は、6月17日~7月4日に都内・本多劇場で上演。

公式サイト https://otonakeikaku.net/stage/1307/

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

広瀬すず「この女性たちの化学反応は一体何なんだという、すごく不思議な感覚になります」『遠い山なみの光』【インタビュー】

映画2025年9月9日

-年を取ってからの悦子を見て、いろいろとふに落ちたところがあったと聞きましたが。  そうですね。羊さんの悦子さんを通して見ると、被爆体験にはこういう形もあるのかという痛みを突きつけられるような感じがしました。多分、人それぞれに見え方や感じ方 … 続きを読む

増田貴久、NEWS衣装のこだわりは「そのシーンを覚える一つのアイテムになる」こと 「ファッションフリークショー」ではアンバサダー就任【インタビュー】

ドラマ2025年9月9日

-今後、挑戦してみたいファッションはありますか。  着たことがない服がない気がする(笑)。本気で甲冑(かっちゅう)を研究している方に甲冑を着せてもらったこともあるし、忍者のような衣装も作ったこともあるし、着物ももちろんある。だから、何だろう … 続きを読む

岩崎愛奈プロデューサー「一緒に『生きるとは何か』を考えていただけたらうれしいです」日曜劇場『19番目のカルテ』【インタビュー】

ドラマ2025年9月6日

-撮影で印象に残っているエピソードを教えてください。  第6話では、小芝風花さん演じる滝野みずき先生がターミナルケア(終末期医療)に向き合いました。同時に、そんな滝野先生を見守る徳重先生の存在の大きさを実感する回でした。命と真正面から向き合 … 続きを読む

井之脇海「ものすごい達成感がありました」蔦重に見守られながら迎えた新之助の最期【大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」インタビュー】

ドラマ2025年9月4日

-新之助の親友ともいえる蔦重を演じた横浜流星さんの印象はいかがでしたか。  横浜さんほどストイックな座長は見たことがありません。共演は今回が初めてですが、実は横浜さんとは10年位前からオーディションでよく見かけていて、ワークショップでも一緒 … 続きを読む

坂東龍汰「この映画は絶対に映画館で見てほしいです。特にドラゴンライドのシーンは圧巻です」『ヒックとドラゴン』【インタビュー】

映画2025年9月4日

-吹き替えで難しかったところと楽しかったところはありましたか。  初めてのことだったので、付いていくのに必死な部分もありましたし、基本的には全てが難しかったのですが、それと同じぐらいの楽しさもありました。自分が当てた声を見たり聞いたりする時 … 続きを読む

Willfriends

page top