【インタビュー】「宇宙なんちゃら こてつくん」ムロツヨシ「台本に『面白い言い方で』と書いてあるのがプレッシャーです(笑)」 テレビアニメの声優で二役に挑戦!

2021年5月5日 / 07:25

-放送が始まって、期待していることは?

 声優の仕事はこれまで何度か経験ありますが、長期間放送される作品は初めてなので、皆さんの感想を聞くのが楽しみです。それによって変えていってもいいのかな…と思っているので。その方が、ご覧になる方の楽しみも増えるでしょうし。今はまだ、自分のパートをアフレコしているだけですが、始まった後は他のキャラクターの様子を見て、いろんな刺激を頂き、いい足し算をしていけたら…とも思っています。

-この作品を通して視聴者に伝えたいことは?

 今のご時世、目標や夢を持つことが現実的でなくなり、「夢物語だ」と捉えられがちです。でも僕自身は、子どもたちに目標や夢をかなえようとする生き方を提示できるおじさんでありたいな、といつも思っています。

 もともと、この仕事をお引き受けした一番の理由は、子どもたちに見てもらえる作品だったことなんです。僕には子どもはいませんが、友人の子どもたちやおいっ子、めいっ子がちょうど小学生ぐらいなんですよね。その子たちに見てもらえる作品に参加できることが何よりうれしくて。だから、そういうことを子どもたちに伝えたいです。でも、決して押しつけがましくならないように。「こうしろ」ではなく、それがなんとなくゆるく伝わったらいいな…と。このアニメをだらっと見ていたら、いつの間にか…というのが理想です。

(取材・文/井上健一)

「宇宙なんちゃら こてつくん」

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(9)浅間神社で語る「厄よけの桃」

舞台・ミュージカル2025年12月18日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。  前回は、玉田家再興にあたり「三つ … 続きを読む

石井杏奈「人肌恋しい冬の季節にすごく見たくなる映画になっています」『楓』【インタビュー】

映画2025年12月17日

-実際に福士さんと共演してみていかがでしたか。  とてもすてきな方で、待ち時間にちょっとお話できたんですけど、すごく温厚な方でした。お芝居に関してはすごく真面目でストイックで、「このせりふはこうやって言ってみるのもありかも」というような優し … 続きを読む

染谷将太 天才絵師・歌麿役は「今までにない感情が湧きあがってきた」 1年間を振り返る【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月15日

-ご自宅でも絵の練習をされたそうですね。  台本が来るたびに絵を担当するチームとの打ち合わせがあり、練習用の絵が並んだ計算ドリルのようなプリントを数十枚いただくので、それを自宅に持ち帰り、宿題のように繰り返し描いて練習していました。 -歌麿 … 続きを読む

「べらぼう」ついに完結! 蔦重、治済の最期はいかに生まれたか?「横浜流星さんは、肉体的にも作り込んで」演出家が明かす最終回の舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月14日

-治済役が大きな話題となった生田さんについて、撮影を通じて感じた俳優としての魅力を教えてください。  生田さんで印象に残っているのが、何事にも動じないことです。常に泰然自若として、変なクセを出さない。ある意味、視聴者に想像させるようなキャラ … 続きを読む

稲垣吾郎「想像がつかないことだらけだった」ハリー・ポッターの次は大人気ない俳優役で傑作ラブコメディーに挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月13日

 稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む

Willfriends

page top