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もう一つ、自分の映画では、瞬間的に出てくる暴力性の表現として、“ビンタ”を多用しています。『歓待』(10)、『淵に立つ』、『海を駆ける』(18)、『よこがお』…。いずれもビンタするシーンがあります。最初は特に意識していなかったのですが、さすがに最近は自分でも入れなければいけないような気になっていて、今回も…と思ったら、もともと原作にビンタのシーンがあって。これは、『本気のしるし』の影響だったのかな…と(笑)。他にも、今回の脚本を書きながら、「『本気のしるし』の影響を受けているかも…」と思ったことが何度もありました。
ありがたいお話ですが、驚きました。漫画が原作ですし、どちらかというと娯楽性の強い作品なので、「カンヌ向きではないかな…?」と思っていましたから。だから、本当にびっくりしたし、懐が深いな…と。
そう言っていただけるのは、うれしいですね。日本映画はずっと「4K(黒沢清、北野武、是枝裕和、河瀬直美)」と言われてきましたから。若い世代としては、そういう評価を少しでも更新していけたら…と思っています。
(取材・文・写真/井上健一)
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