【インタビュー】宇宙Sixトライアル#1『実験室』作・演出マギー「キラキラしたがむしゃらさが宇宙Sixの一番の魅力」

2020年3月26日 / 14:46

-では、マギーさんが演出をするときに、一番大切にしていることは?

 稽古場の空気作りです。笑いの舞台は「ここは面白いと思う」「今のはよかった」ということを笑い声で表現できるんです。公演中でも同じことが言えますが、見ている人が笑っているときは面白いということ。でも、笑っていなかったら、何かが違っているということなので、笑い声で判断できるんです。なので、僕自身が楽しんで笑っていることが、稽古場で、みんなが自由に、さまざまなことにチャレンジできることにつながると思います。そういう意味で、稽古場の空気作りは大事だと思っています。

-改めて、作品の見どころを。

 今、すごく格好良くて自由に動く、4体のフィギュアを手に入れたように、僕自身も“実験”をさせてもらいながら作品を作っています。宇宙Sixのファンの皆さんには、彼らの可能性の先にある新しさや、これまで見たことがなかった彼らの姿を見ていただけると思います。もちろん宇宙Sixファンだけでなく、演劇ファン、お笑いファン、ダンスが好きな人にとっても、さまざまなエンタメの要素が詰まった楽しい作品になると思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

宇宙Sixトライアル#1『実験室』

 宇宙Sixトライアル#1『実験室』は4月10日~19日、都内・品川プリンスホテルクラブ eXで上演。
公式サイト https://u6-trial.jp/

 

  • 1
  • 2
 

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】映画は原作を超えたか 沖縄の現代史を背景に描いた力作『宝島』/純文学風ミステリーの趣『遠い山なみの光』

映画2025年9月18日

『遠い山なみの光』(9月5日公開)  1980年代のイギリス。日本人の母とイギリス人の父との間に生まれロンドンで暮らすニキ(カミラ・アイコ)は、大学を中退し作家を目指している。ある日、彼女は執筆のため、異父姉の景子が亡くなって以来疎遠になっ … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】レジェンドたちの「朝鮮の旅」たどった写真家の藤本巧さん

2025年9月18日

▼新しい美の概念  志賀直哉や武者小路実篤らと文芸雑誌『白樺』を創刊し、西洋美術を紹介していた柳宗悦(1889-1961)は、浅川兄弟との関わりで初めて朝鮮に興味を持つことになる。  「(彫刻家を目指していた)伯教さんは『白樺』を読み、柳先 … 続きを読む

エマニュエル・クールコル監督「社会的な環境や文化的な背景が違っても、音楽を通して通じ合える領域があるのです」『ファンファーレ!ふたつの音』【インタビュー】

映画2025年9月18日

-劇中に流れるさまざまな曲は、全て監督のチョイスですか。  音楽は全て私のチョイスです。こういうシーン、こういう状況だったらこの音楽は意味があるかなと考えながら一つ一つ選んでいきましたが、いろんな人たちの意見も聞きましたし、私自身もたくさん … 続きを読む

前田旺志郎「世の中に関心を持つ大切さに気付いた」窪塚愛流「止まっていた時間が動き出した」初共演の2人が福島原発事故を題材にした映画で感じたこと『こんな事があった』【インタビュー】

映画2025年9月16日

-お芝居に悩んだり、難しさを感じたりすることはありませんでしたか。 前田 たくさんあります。でもその都度、松井監督と相談しながら進めていきました。迷ったときは、松井監督を信じればいい、という信頼関係が出来上がっていたので。 窪塚 松井監督は … 続きを読む

グイ・ルンメイ、真利子哲也監督「お互いが思い合うからこそすれ違う。でもそこには愛があるという家族の形を描きたかった」『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』【インタビュー】

映画2025年9月12日

-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む

Willfriends

page top