エンターテインメント・ウェブマガジン
2016年にデビューし、アイドルという枠を超えた圧倒的なライブパフォーマンスと独創的な世界観でファンを魅了する欅坂46のドキュメンタリー映画『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』が、近日公開される。デビュー1年目での紅白歌合戦出場、そして全国で大規模アリーナツアーを行い、わずか3年半で東京ドーム公演にたどり着いた欅坂46の道のりは、まさに“快進撃”とも言える歴史だが、その裏側でメンバーたちが何を思い、何が起こっていたのか。本作では、これまで公の場に出ることがなかった貴重な記録映像と、最新の独占インタビューで彼女たちの“いま”を映し出す。欅坂46結成時からグループを支えてきた小池美波と原田葵に、改めてグループへの思いを聞いた。
小池 この4年間で本当にいろいろなことがあったので、ファンの方に見てもらうのはやはり怖いですし、どういった感想を頂くのかと心配ではあります。まだ(取材当時)私たちは完成した映画を見ていないのですが、私たち自身も見るのは怖いんです。でも、ファンの方たちには、舞台裏の私たちも見ていただいて、もっと好きになって欲しいと思います。特に平手(友梨奈)はグループ結成当初から一番大きな変化があったメンバーだとそばで見ていて思ったので、きっとファンの方も知らない姿が見られると思いますし、改めて「欅坂ってこういうグループなんだ」って感じていただけたらうれしいです。
原田 自分たちが頑張ってきたことを映画にしていただけるのはうれしかったのですが、ファンの方や見た方にどう思われるのかなという不安な思いもありました。やっぱり、アイドルとして見られてはいけない部分もあると思うので…。悩みも深かったですし、それぞれのメンバーがどう思っていたかということは見せてもいいものなのかなという怖さは今もあります。でも、作品を作るにしろ、ライブを行うにしろ、私たちはそのときに、できる限りの努力をして頑張ってきたので、その姿を見て、もっと自分たちを応援してくれたらうれしいです。
小池 2017年に開催した「欅共和国2017」はどんどん状況が変わっていく中で行われたので、大変ではありましたけど、とても楽しかった思い出があります。その後の「欅坂46全国ツアー2017『真っ白なものは汚したくなる』」の頃から平手が参加できないことがあったり、メンバー同士で意見が合わないということが出てきて、泣きながら話し合いをしたこともありました。ある意味、その頃から綱渡りの状態で、いつ落ちてしまうか分からないという不安や恐怖を持ちながらの歩みだったので、メンバー同士の絆も深まったように思います。大きな変化があったということもあって、その全国ツアーは印象に残っています。
原田 私も、16年の有明コロシアムでの初のワンマンライブと「欅共和国2017」は、時間がない中、朝から夜までメンバーみんなで頑張ったのでたくさん思い出があります。でも、一番印象に残っているのは、17年の年末、初めて「不協和音」を歌った紅白歌合戦です。自分たちはどうなっちゃうんだろうというヒヤヒヤした感情や、何もできない自分に対する無力感は、いろいろな意味で印象的で、きっとあの日の記憶はずっと残り続けると思います。
原田 監督から質問していただいて、それに答える形で撮影していただいたのですが、きれいごとは必要ないと思ったので、私は思っていたことを正直に話したつもりです。
小池 私は「二人セゾン」についてのお話をたくさんさせていただきました。やはり平手が出られなくなったときに、平手の存在感の大きさを改めて感じましたし、そう思う自分に悔しさもあって、複雑な気持ちがあったんです。そんな思いを話しています。
小池 それぞれ感謝の気持ちがたくさんあるので、本人たちには思ったことを直接伝えてはいるのですが…。平手は「欅坂はこういうグループだ」という形を作ってくれて、グループを引っ張ってくれた人なので、そういう意味でもすごく感謝しています。織田は誰かが悩んでいると寄り添って、笑顔を引き出してくれる子なので、卒業してしまうことは本当に寂しいですが、感謝の気持ちで送り出してあげたいと思いました。鈴本は、私にとって一番憧れのメンバーでした。みんなをサポートしてくれる優しい、尊敬できる子で、今でも感謝しています。しーちゃん(佐藤)とは、休止することが決まってからゆっくり話せていないのですが、休止することを直接話してくれて…。今はしーちゃんがやりたいことをやって、その間、私たちが頑張って、しーちゃんが戻ってきたときにいい状態であるようにしたいと思っています。
原田 私もそれぞれに感謝の気持ちがあります。だからこそ欅坂をやめたこれからも幸せな生活を送って欲しいとすごく思っています。しーちゃんは、卒業ではなくて、休業という選択肢を選んでくれたことに感謝したいです。私も休業をして戻ってきた経験があるのですが、やっぱり戻ってくる時には不安もありました。しーちゃんも不安をたくさん抱えていると思いますが、戻ってきたら私たちみんなで支えたいですし、戻ってきてくれることはとてもうれしいことなので、絶対に戻ってきてほしいと伝えたいです。
映画2025年11月22日
『TOKYOタクシー』(11月21日公開) タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を東京の柴又から神奈川県の葉山にある高齢者施設まで乗せることになった。 すみれの「東京の見納めに、いくつか寄ってみたい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月22日
数々のミュージカル作品へのオマージュが登場するコメディーミュージカル「サムシング・ロッテン!」が12月19日から上演される。2015年にブロードウェイで初演された本作は、「コーラスライン」、「アニー」、「レ・ミゼラブル」などの人気ミュージ … 続きを読む
映画2025年11月21日
日本独特のおかしな校則、ブラックな職場環境、暴走するSNSやネット報道といった社会問題を背景に、大人になりきれない中学校教諭が、生徒たちの金髪デモに振り回されながら成長していく姿を、坂下雄一郎監督がシニカルな視点で描いた『金髪』が全国公開 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月21日
映画やドラマ、アニメなど幅広いメディア展開を遂げてきた人気漫画「DEATH NOTE」のミュージカル版「デスノート THE MUSICAL」が11月24日から上演される。2015年に日本で世界初演された本作は、原作のスリリングな物語を世界 … 続きを読む
ドラマ2025年11月20日
なにわ男子・大西流星と、timelesz・原嘉孝がW主演する「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 横浜ネイバーズ Season1」が、2026年1月から放送がスタートする。 本作は、令和版『池袋ウエストゲートパーク』として注目を … 続きを読む