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彼女の経験の一部は理解できました。ただやっぱり、ジュディの方が私よりも状況はずっと複雑だったと思います。例えば、私には子どもはいませんし、私と違って、彼女は歌うために自分の声を維持しなければいけませんでした。しかも、この映画で描かれているのは、疲弊し切った人生の晩年。歌手としての声を保つのは、とても難しかったと思います。それでも高いパフォーマンスを維持していた。私にはそういう責任はありませんから。また、プライバシーに関しては、当時と今では、全く時代が違いますよね。今は、SNSでプライベートの姿をシェアしようと思えば、いくらでもできますから。
ジュディの粘り強さや勇気、リスクを取ることを恐れなかった側面については、特にスリリングに感じました。その点では、恐れずに行動することを学んだような気がします。また、ジュディのステージでのパフォーマンスは多くの人から愛されましたが、私は普段、そういう経験をしていません。だから、彼女の姿を借りて、パフォーマンスの最中、観客との間に生まれる魔法のようなものを経験できたのは、とても特別なことで、感謝しています。そういう意味では、私にとって彼女は素晴らしい先生のような存在です。
(取材・文/井上健一)
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