エンターテインメント・ウェブマガジン
彼女の経験の一部は理解できました。ただやっぱり、ジュディの方が私よりも状況はずっと複雑だったと思います。例えば、私には子どもはいませんし、私と違って、彼女は歌うために自分の声を維持しなければいけませんでした。しかも、この映画で描かれているのは、疲弊し切った人生の晩年。歌手としての声を保つのは、とても難しかったと思います。それでも高いパフォーマンスを維持していた。私にはそういう責任はありませんから。また、プライバシーに関しては、当時と今では、全く時代が違いますよね。今は、SNSでプライベートの姿をシェアしようと思えば、いくらでもできますから。
ジュディの粘り強さや勇気、リスクを取ることを恐れなかった側面については、特にスリリングに感じました。その点では、恐れずに行動することを学んだような気がします。また、ジュディのステージでのパフォーマンスは多くの人から愛されましたが、私は普段、そういう経験をしていません。だから、彼女の姿を借りて、パフォーマンスの最中、観客との間に生まれる魔法のようなものを経験できたのは、とても特別なことで、感謝しています。そういう意味では、私にとって彼女は素晴らしい先生のような存在です。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2025年4月4日
-なるほど。 でも、同一性というのは非常に厄介で、これは本当に同じ人なのかという疑問を持つわけです。本当は同一人物じゃないけど、それをメタファーとして見せているだけなのかもしれないし、もっと高尚に考えれば、その存在自体が本当にいるのかどう … 続きを読む
映画2025年4月4日
『アンジェントルメン』(4月4日公開) 第2次世界大戦下、イギリスはナチスの猛攻により窮地に追い込まれていた。特殊作戦執行部に呼び出されたガス少佐(ヘンリー・カビル)は、ガビンズ“M”少将とその部下のイアン・フレミングから、「英国軍にもナ … 続きを読む
映画2025年4月3日
-松本動監督の演出について、また寺尾聰さんら共演者の印象をお願いします。 松本監督とは初めてでしたが、私の問い掛けにも親切に細かく答えてくれました。とにかく自由にやらせてもらいました。寺尾聰さんは、昭和49年のドラマ「天下のおやじ」で寺尾 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月2日
-ところで、門脇さんは映像作品でもご活躍されていますが、舞台に立たれることに対してはどのような思いがありますか。 気持ちの面では変わらないですが、舞台はカメラが寄ってくれるわけではないので、声や体の所作で伝えなければいけないと思います。映 … 続きを読む
ドラマ2025年4月1日
-高知県の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も訪問されたそうですね、 「アンパンマンミュージアム」には二度伺いました。どちらの日も親子連れでいっぱいで、改めて『アンパンマン』という作品が幅広い世代に愛されていることを知り、「 … 続きを読む