エンターテインメント・ウェブマガジン
彼女の経験の一部は理解できました。ただやっぱり、ジュディの方が私よりも状況はずっと複雑だったと思います。例えば、私には子どもはいませんし、私と違って、彼女は歌うために自分の声を維持しなければいけませんでした。しかも、この映画で描かれているのは、疲弊し切った人生の晩年。歌手としての声を保つのは、とても難しかったと思います。それでも高いパフォーマンスを維持していた。私にはそういう責任はありませんから。また、プライバシーに関しては、当時と今では、全く時代が違いますよね。今は、SNSでプライベートの姿をシェアしようと思えば、いくらでもできますから。
ジュディの粘り強さや勇気、リスクを取ることを恐れなかった側面については、特にスリリングに感じました。その点では、恐れずに行動することを学んだような気がします。また、ジュディのステージでのパフォーマンスは多くの人から愛されましたが、私は普段、そういう経験をしていません。だから、彼女の姿を借りて、パフォーマンスの最中、観客との間に生まれる魔法のようなものを経験できたのは、とても特別なことで、感謝しています。そういう意味では、私にとって彼女は素晴らしい先生のような存在です。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2025年9月6日
-撮影で印象に残っているエピソードを教えてください。 第6話では、小芝風花さん演じる滝野みずき先生がターミナルケア(終末期医療)に向き合いました。同時に、そんな滝野先生を見守る徳重先生の存在の大きさを実感する回でした。命と真正面から向き合 … 続きを読む
ドラマ2025年9月4日
-新之助の親友ともいえる蔦重を演じた横浜流星さんの印象はいかがでしたか。 横浜さんほどストイックな座長は見たことがありません。共演は今回が初めてですが、実は横浜さんとは10年位前からオーディションでよく見かけていて、ワークショップでも一緒 … 続きを読む
映画2025年9月4日
-吹き替えで難しかったところと楽しかったところはありましたか。 初めてのことだったので、付いていくのに必死な部分もありましたし、基本的には全てが難しかったのですが、それと同じぐらいの楽しさもありました。自分が当てた声を見たり聞いたりする時 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月3日
-劇団☆新感線は45周年を迎えますが、小池さんも今年、45歳になります。40代になって変わったところはありましたか。 みんな同じだと思いますが、疲れが取れない(笑)。気持ちだけではどうにもいかないことがあるなと思いました。女性の場合、更年 … 続きを読む
映画2025年9月2日
-確かにその通りですね。 そういう意味では、その両方が真実でもあると思います。その中で自分でどうにかできるのは、「自分の考える自分らしさ」なのかなと。自分が「こうしたい」「こういうことはしたくない」と考えることが、自然と「自分らしさ」につ … 続きを読む