エンターテインメント・ウェブマガジン
人気ロック歌手のジャクソンに歌の才能を見いだされ、スターの階段を駆け上がっていく若き歌姫アリーの成功と葛藤、愛を描いた『アリー/ スター誕生』が21日から公開される。ヒロインのアリーを演じるのは映画初主演の”歌姫”レディー・ガガ。そして『アメリカン・スナイパー』(15)で製作と主演を兼任したブラッドリー・クーパーが、本作では初監督とジャクソン役を兼任した。そのクーパーが、作品に対する“深いこだわり”と演出の“狙い”を明かした。
クーパーは「この映画では、パパラッチや記者会見などのシーンを使ってスターの生活を描くことをあえて回避した。僕が目指した理想は、観客が、僕が演じたジャクソンとアリーの生活をじかに感じることができるような、体験型の作りにすることだった。この映画に見られる、騒がしさと静けさの間を行ったり来たりする音のリズムは、そういう意識からきている」と、こだわりと仕掛けを明かした。
そうした対照的な音のリズムを使ったシーンは、映画の冒頭から見られる。その点についてクーパーは「ジャクソンが満席のコンサートでパフォーマンスをするシーンがあるけど、ライブを終え、車に退散する彼の姿には哀愁が漂う。普通は大盛況のライブを終えたミュージシャンなら、もう少し高揚感を期待するところだけど、彼は車の後部座席に倒れるように乗り込み、静寂の中でジンのボトルを手に取って飲む。その姿から哀愁が伝わるんだ。スターというのは、極端な騒がしさと孤独の間を行き来するものなんだ」と語る。
ジャクソンが真のスターであることを、映像だけではなく“音”を使って表現したクーパー。見る者の想像力をかき立てながら、繊細でもある彼の演出は、とてもこれが初監督作とは思えない。
そんなクーパーの演出を間近でみていたガガは「彼は、撮影中にものすごい集中力を発揮していて、揺るぎないビジョンを持っていました。彼が毎日全力を尽くすのを目の前で見ていました。まるで疲れを知らないかのように、ノンストップでこの映画のために全てを注ぎ込む姿を」と現場での鬼気迫るクーパーの様子を語った。
映画2025年5月17日
テレ東系で毎週月~金、朝7時30分から放送中の乳幼児向け番組「シナぷしゅ」の映画化第2弾。番組のメインキャラクター「ぷしゅぷしゅ」と相棒「にゅう」が、バカンスで訪れた「どんぐりアイランド」を舞台に繰り広げる冒険をオリジナルストーリーで描き … 続きを読む
映画2025年5月16日
『サブスタンス』(5月16日公開) 50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス・スパークル(デミ・ムーア)は、容姿の衰えによってレギュラー番組を降ろされたことから、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、禁断の再生医療「サブスタンス= … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年5月16日
世界中で大ヒットを記録した「梨泰院クラス」が、初めてミュージカル化される。主人公のパク・セロイを演じるのは小瀧望。日本・韓国・アメリカのクリエーターが集結し、さまざまな人種が混じり合う自由な街・梨泰院で権力格差や理不尽な出来事に立ち向かう … 続きを読む
映画2025年5月15日
トム・クルーズ主演の大ヒットスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第8作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が、5月23日の公開に先駆けて17日から先行上映される。前作『ミッション:インポッシブル/デッ … 続きを読む
映画2025年5月12日
人生に迷いながらソープ嬢として働く若い女性・加那と、彼女に介護されることになった認知症の祖母・紀江の交流を明るくポップなタッチで描いたユニークな映画『うぉっしゅ』が絶賛公開中だ。 本作で、加那を演じる若手注目株の中尾有伽と共に、紀江役で … 続きを読む