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新型コロナウイルス感染拡大による自宅待機で、暇を持て余している人も多いはず。そんな人たちにもってこいなのが、見たいときに、好きなだけインターネットで視聴できる動画配信サービス(ビデオ・オン・デマンド)だ。そこで、今回は動画配信サービスで見られる海外ドラマの中から、時間に余裕がある今だからこそ一気見もできて楽しめるものを紹介したいと思う。
最初に、普段は海外ドラマを見ないという人向けに、日本でリメークされているものを挙げてみたい。日本版の「シーズン2」がフジテレビ系で好評放送中の「SUITS/スーツ」(Amazon Prime Video、Netflixなどで配信中)は、敏腕弁護士と、驚異的な記憶力を持ちながら経歴を詐称する青年がコンビを組んで活躍するスタイリッシュなリーガルドラマ。
日本版は主演の織田裕二と中島裕翔のほか、鈴木保奈美ら豪華な出演陣も話題となっている。全米でメガヒットを記録したオリジナルの基本設定は日本版とほぼ同じで、ニューヨークを舞台に、弁護士たちのサクセスストーリーを描いており、4月28日からWOWOWでファイナルとなる「シーズン9」も放送されている。
また、本作はイケメンコンビの活躍が見どころの一つだが、イギリスのヘンリー王子の妻メーガン妃が、メーガン・マークルとしてレギュラー出演していたことでも注目される。ヘンリー王子を一目ぼれさせたという、彼女のチャーミングな魅力がドラマ内にも存分に表れており、そうした点でも楽しめる。
そのほか、2019年にTBS系の「日曜劇場」で放送され、常盤貴子、小泉孝太郎らが出演した『THE GOOD WIFE/グッドワイフ』のオリジナルとなる「グッド・ワイフ」(Netflix、U-NEXTで配信中)や、唐沢寿明が日本版ジャック・バウアーを演じる「24 JAPAN」(10月からテレビ朝日系で放送予定)のオリジナル「24 TWENTY FOUR」(huluで配信中)などもお薦めだ。
これらは、世界中でヒットし、リメークされたドラマだけあって、その面白さは折り紙付き。ステイホームのお供にはぴったりだ。
続いて、ウイルス関連ということで今外せない、「ザ・ラストシップ」(huluで配信中)を挙げたい。米海軍の駆逐艦が、ある目的でウイルス学者と共に北極で任務を遂行中に、世界中で謎のウイルスが大流行してしまう。人類の8割が感染し、各国の政府も壊滅して世界は無秩序状態に。感染を逃れた駆逐艦は、世界を救うためにワクチン開発に奔走するという物語だ。
見どころは、ハリウッドのヒットメーカー、マイケル・ベイが制作総指揮を務め、米海軍の全面協力によって実物の駆逐艦を使用するなど、海外ドラマの枠を越えたスケール感にある。
さらに、コロナウイルス対応のため、日本の国会でも議論の的となった米海軍の病院船が登場し、「シーズン3」では真田広之がレギュラーとして出演するなど、見どころ満載。コロナウイルスの大流行という現実と照らし合わせながら見ることで、さらに興味が増すドラマとなっている。
ちなみに、真田がレギュラー出演する「HELIX -黒い遺伝子-」(hulu、U-NEXTで配信中)も、北極基地を舞台としたウイルス関連のドラマということで、真田つながりで興味がある人にはこちらもお薦めしたい。