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【コラム】2018年は誰が来る!? ネクストブレーカー【女優編】

浜辺美波 (C)2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会 (C)住野よる/双葉社

 昨年は、吉岡里帆がTBS系連続ドラマ「カルテット」での怪演をきっかけに一気にブレークした。

 また、永野芽郁は、鈴木亮平主演の映画『俺物語!!』(15)のヒロイン役で注目を集めるとじわじわと人気に火がつき、『ひるなかの流星』で映画初主演を果たすと、立て続けに5本の映画に出演。さらに、2018年度上半期NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロイン役も射止めるという快挙を成し遂げた。

 平祐奈は“平愛梨の妹”に収まらず見事に開花。昨年は9本の映画に出演したほか、バラエティー番組でも活躍し、愛くるしい笑顔と天然コメントでファンを魅了した。

 では、今年は誰がスターダムにのし上がるのか?

 まずは、オンラインRPG「ヴァルキリーコネクト」のテレビCMで、「みなみ、困っちゃう!」とコースターで目を隠すキュートなウエートレス役を演じて「かわい過ぎる」と話題になった浜辺美波。2011年の東宝「シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞して芸能界入りし、同年公開の映画『アリと恋文』の主演で女優デビューを果たした、まさにシンデレラガールだ。

 昨年の北村匠海(DISH//)とダブル主演した青春恋愛映画『君の膵臓をたべたい』で、「第42回報知映画賞」と「第30回日刊スポーツ映画大賞」の新人賞を受賞するなど、演技力はすでに折り紙付き。今年は連続ドラマ「賭ケグルイ」(TBS/1月16日放送開始)に主演するほか、菅田将暉と土屋太鳳のダブル主演映画『となりの怪物くん』(4月27日公開)にも出演する。17歳という年齢の割に落ち着いた雰囲気を持つ浜辺が、今年はどんなはじけっぷりを見せてくれるのか楽しみだ。

 コミカルなダンスをしながら謎の歌を踊ったり、お笑いコンビ・ハリセンボンとコントのようなやりとりを披露したり、賃貸物件検索サイト「いい部屋ネット」のCMで視聴者の目を釘付けにしているのが桜井日奈子。

 「岡山美少女・美人コンテスト」で「美少女グランプリ」に選ばれた後、“岡山の奇跡”をキャッチコピーとして活躍。今年は少女コミックを実写映画化した『ママレード・ボーイ』(4月27日公開)で映画出演2作目にして初主演。さらに、平野紫耀(Mr.KING/ジャニーズJr.)主演の恋愛映画『ういらぶ。』(公開日未定)でもヒロイン役を務めることが決定しており順風満帆だ。その奇跡は岡山だけにとどまらない。

 昨年大ヒットしたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の有村架純演じるヒロインの幼なじみ・助川時子役で話題になった佐久間由衣。高身長のスレンダーボディーで女性ファッション誌『ViVi』の専属モデルを経験し、広瀬すずや吉岡も経験した結婚情報誌『ゼクシィ』CMガールの10代目にも抜てきされた佐久間は、意志の強さを感じさせるキリリとした表情が印象的。同性からの支持を集めて大きく飛躍することは間違いない。

 現在放送中のNHK連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインで、吉本興業の創始者である吉本せいをモデルとしたてん役を楽しげに演じ、朝からお茶の間に笑いを届けている葵わかなは、慶應義塾大学の学生でもある才色兼備の持ち主。これまでにも数々の映画、ドラマに出演しており、今年は映画『ミッドナイト・バス』(1月20日新潟先行公開)、『ラーメン食いてぇ!』(3月3日全国公開)に出演。3度目の挑戦でつかんだ朝ドラヒロインという大役を通して、どんな成長を遂げるか見守りたい。

 正統派美少女の清原果耶は、過去には野村周平、吉沢亮らを輩出した芸能事務所アミューズ主催のオーディションで、3万人以上の応募者の中からグランプリを獲得した逸材だ。NHK連続テレビ小説「あさが来た」(15)のふゆ役で女優デビューすると、昨年は映画『3月のライオン』で神木隆之介演じる孤独な天才棋士・零に寄り添う3姉妹の次女・ひなた役、テレビ東京系ドラマ「セトウツミ」では、瀬戸(葉山奨之)のラブコールを受けながらも内海(高杉真宙)に思いを寄せるヒロイン・樫村役を好演した。

 そして今年は、広瀬主演の映画『ちはやふる -結び-』(3月17日公開)に出演する。まだ15歳だが、ファッション誌『nicola』の専属モデル・ニコモも務めており、男女を問わずに人気を集める清原の動向からも目が離せない。

 他にも注目の女優は目白押し。あっと驚く大ブレークに期待したい。(錦怜那)

「わろてんか」の葵わかな (C)NHK