エンターテインメント・ウェブマガジン
「日刊スポーツ映画大賞」で主演男優賞に輝いた菅田将暉
「第30回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞」授賞式が28日、東京都内で行われ、主演男優賞を受賞した菅田将暉、主演女優賞を受賞した蒼井優をはじめ、各賞に輝いた役所広司、尾野真千子、浜辺美波ほかが登壇した。
菅田は、映画『キセキ -あの日のソビト-』『帝一の國(くに)』『あゝ、荒野』『火花』など4作品の演技で主演男優賞を受賞。今年は芝居以外にも、CDデビュー、生放送のラジオパーソナリティーなどの新しいことにも挑んだ年で、表彰状には「明らかなオーバーワーク」との記述も。これに菅田は「びっくり…」と苦笑しながらも、「確かに疲れた一年でした。でも僕まだ24歳で元気なので、体は大丈夫です。こうして頭と心と体をたくさん使った結果、主演男優賞というとても大きな賞を頂けて、とてもいい年になりました」と語り、観客の拍手を浴びた。
今年、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」にも出演した菅田は、「仕事が重複しているときの切り替え法は?」と聞かれると、「どうやってたんですかね。僕もよくわかりません」と率直にコメント。続けて「あまりいいもんではないですね。もちろんその瞬間、瞬間、一生懸命(それぞれの)作品に向き合っているつもりでも、どこか準備が足りなかったんじゃないかと思う部分があったり、各先輩俳優方にも怒られたりもしたので、オーバーワークは控えたいです」と反省の弁を述べていた。
前年に同賞を受賞した佐藤浩市が表彰盾を、『あゝ、荒野』で菅田と共演した木下あかりが花束を贈呈。佐藤が「現在24歳。今走らなかったらいつ走るんだと、ご自身が分かっているから、覚悟を決めているんだと思う」とおもんぱかると、木下も「前からこの人は天才なんだと思っていたけれど、共演してみると、天才という言葉で片付けてはいけない、努力の塊の人だと感じました」と菅田の人柄をたたえた。
各賞の受賞者、作品は次の通り。
作品賞:「あゝ、荒野」(岸善幸監督)
監督賞:石井裕也「夜空はいつでも最高密度の青色だ」
主演男優賞:菅田将暉「あゝ、荒野」「キセキ -あの日のソビト-」「帝一の國(くに)」「火花」
主演女優賞:蒼井優「彼女がその名を知らない鳥たち」「アズミ・ハルコは行方不明」
助演男優賞:役所広司「三度目の殺人」「関ヶ原」
助演女優賞:尾野真千子「ナミヤ雑貨店の奇蹟(きせき)」
新人賞:浜辺美波「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」「亜人」
外国作品賞:「ダンケルク」(クリストファー・ノーラン監督)
石原裕次郎賞:「アウトレイジ 最終章」(北野武監督)
石原裕次郎新人賞:竹内涼真「帝一の國(くに)」
映画2025年11月6日
映画『恋に至る病』大ヒット御礼舞台挨拶が11月5日、東京都内で行われ、W主演の長尾謙杜(なにわ男子)& 山田杏奈が登壇した。 本作は、TikTokで200万回再生を超える大反響を呼んだ作家・斜線堂有紀氏による衝撃の恋愛小説を映画化。内気 … 続きを読む
ドラマ2025年11月6日
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第6話が、5日に放送された。 脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全 … 続きを読む
ドラマ2025年11月5日
奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新人 … 続きを読む
ドラマ2025年11月5日
齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いやっ … 続きを読む
ドラマ2025年11月5日
夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第5話が、4日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます) 本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当たり … 続きを読む