瀧本美織「バカになるって素晴らしい」 映画『天才バカヴォン』で復讐に燃える?ネロ役

2015年5月14日 / 20:15

(前列左から)犬山イヌコ、主題歌を担当したクレイジーケンバンドの横山剣、バカボンのパパ、瀧本美織、上島竜兵、(後列左から)鈴木あきえ、FROGMAN、村井國夫

 映画『天才バカヴォン~蘇るフランダースの犬~』の完成披露上映会が14日、東京都内で行われ、声優を務めた瀧本美織、犬山イヌコ、上島竜兵(ダチョウ倶楽部)、村井國夫、監督・脚本も務めたFROGMANほかが登壇した。

 本作は、赤塚不二夫の傑作ギャグアニメを、「秘密結社 鷹の爪」シリーズ作者のFROGMANが、名作アニメ「フランダースの犬」と掛け合わせて長編映画化したもの。

 劇中では、非業の死を遂げ復讐心を抱く「フランダースの犬」の主人公ネロとパトラッシュが、暗黒組織によって召喚され、バカボン一家と対立する。

 その斬新な展開について、FROGMANは「最初はハリウッドの『エイリアン』とバカボン一家を戦わせようとか考えて打診したんだけど、向こうに『ノー!』と言われて」と述べつつ、「型破りなことを連発してきた赤塚先生なら、どういうことをやるかな?と考えたときに『フランダースの犬』が浮かび、これはいける!と思った」と経緯を語った。

 まさかのタッグ実現に、ネロ役の瀧本も「『フランダースの犬』は自分の中できれいな物語として完結していたので、まさかネロが復讐の人間としてかえってくるとは」と驚きを隠さなかったが、「この切り口がさすが。FROGMANさんにしかできない映画だと思った」と感心。

 また、バカボン役の犬山から「本当にネロって感じがして説得力が半端ない」と絶賛された瀧本は「そう、みんなにネロに顔が似ていると言われるんです」と明かし「じゃあ、実写版もやります!」とノリノリでコメント。

 最後は「この映画を見てバカになるって素晴らしいと思った。皆さんにも、映画を見てぜひバカになってほしい」と笑顔で呼び掛けた。

 映画は5月23日から新宿バルト9ほか全国ロードショー。


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