ガールズバンド、Draft Kingが歌う2ndシングルはあの名曲のカバー!

2015年2月24日 / 17:59

 サンミュージック初のガールズバンド「Draft King」の2ndシングルは、海援隊の名曲「贈る言葉」をカバー。バンド結成から2年目を迎えたメンバーのerica(ボーカル)、NOHANA(ベース)、SHIHO(ドラム)、MAO(ギター)に心の内を聞いた。

 

ガールズバンド、Draft King

―NOHANAさんとSHIHOさんは元ステレオポニーのメンバーですが、新たなバンド結成から2年がたち、チームワークはいかがでしょうか。

SHIHO メンバーは全員個性的ですけど、だいぶなじんできました。

―そんな皆さんの“個性”を一言で表現するとしたら?

SHIHO MAOはバンドの中で一番の変わり者です。ericaはマイペース、NOHANAはいい意味で面倒くさいかな(笑)。

NOHANA “いい意味で”ってどういうこと! 私だけ褒めてない(笑)。

MAO SHIHOはお酒相当強いよね。

SHIHO お酒大好きなんです。「ほどほどにしてっ!」と、いつもNOHANAに怒られています。甘いお酒以外なら何でも飲みます。飲まない日がないぐらい(笑)。最近はウイスキーが好きかな。

―では2ndシングルについて、最初に「贈る言葉」を演奏することになった時の感想を聞かせてください。

NOHANA とても有名な曲ですし、こんな機会を頂きとても光栄なことだと思いました。

erica 誰でも一度は聞いたことがある曲だから、決まった時はうれしかったです。

MAO 卒業式で歌ったことがありましたし、思い出深い曲です。

SHIHO やっぱりすぐに思い出すのは「金八先生」かな。再放送だったかもしれませんけど、よく見ていてこの曲が流れていたのを覚えています。

―原曲は切ないバラードですが、カバーはかなりアップテンポに仕上がっていますね。アレンジをするに当たり、難しいと感じたポイントはありますか。

NOHANA 一番に、ボーカルを聞かせたいと思ったので、そこはレコーディングでも何度もこだわりました。

SHIHO それに本当は、もっとテンポの激しい別バージョンがあったんですけど、最終的にはリリースされた方になりました。個人的には別バージョンも好きです。もしかしたら、ライブなどで演奏するかもしれないです。勝手な想像ですけど(笑)。

―曲にちなんで、人から贈られた言葉で思い出深いものは?

 NOHANA 最近ファンの方に、ちょうど100回目のライブで寄せ書きをもらったんですけど、それがすごくうれしかったです。みんなのコメントも良かったし、全国から寄せ書きを集めてくれて、本当に感動しました。

SHIHO 去年の誕生日に、母から「生まれてきてくれてありがとう」ってメールがきたんです。普段、そういうことを言う人ではないので、すごく励みになりました。自分がいるのは親のおかげですし、そういう感謝の気持ちを大事にしたいと思いました。

 erica 私は栃木県の日光市出身なんですけど、上京する時にお母さんが車で近くの駅まで送ってくれたんです。その時めったに泣かないおじいちゃんが、泣きながら「なんもしてやれんけど、頑張ってこいよ!」と言ってくれたのが心に残る言葉です。車の中で私もお母さんもボロボロ泣いていました。大切な“贈る言葉”です。

MAO いろいろあり過ぎて、みんなみたいに“これ”というのがないんですけど…。ファンのみんながTwitterやFacebookで贈ってくれるメッセージもうれしいですし、家族から贈られてくる食料物資とかもうれしいです(笑)。

SHIHO 食料!? 仕送りがうれしいってこと?

MAO いや、え~っと、贈られるものは何でもうれしいです!

NOHANA 何、そのオチ(笑)。

―ガールズバンドとしてのDraft King“らしさ”はどこにあると思いますか?

NOHANA メンバーの個性的な面白さはあると思いますけど…、なんだろうね?

erica キリン柄かな。

NOHANA そうだね。私たちはファンの方たちからDraft Kingを略して“ドラキン”って呼ばれていますけど、それにちなんで「ドラキリン」というキャラクターがライブでも登場するんです。だから、メンバーもキリン柄のアイテムを持っていることが多いです。これがもっと広まればいいかな。

―では最後に、今後の目標をお願いします。

NOHANA この「贈る言葉」を引っ提げてタワーレコードインストアツアーをやるのですが、全国24カ所のいろいろな土地に行きますので、新しい人にもDraft Kingを届けて、身近に感じてもらえればと思います。

SHIHO タワーレコードのツアーではアコースティックでの演奏で、普段のDraft Kingとは違う一面を見せられると思いますが、やっぱりライブハウスなどで爆音で演奏している姿を見てもらえればと思います。だから、今後もいろいろな場所で私たちの演奏を聞いてもらえるようにもっともっと大きくなりたいです。

MAO 本当にもっと大きい所でライブができるように頑張ります。そうですね、紅白に出られるぐらい!

erica ガールズバンドといえばDraft Kingといわれるぐらいに大きくなって、国境を超えて海外でもライブをしていきたいです!

 

リリース情報

2015年3月4日 Release
贈る言葉(通常盤)
CD
1000円(税込)
贈る言葉(初回限定盤)
CD+DVD(贈る言葉:Music Video)
1500円(税込)
Draft King
発売元:SOUND MISSION

文◎三宅隆


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

グイ・ルンメイ、真利子哲也監督「お互いが思い合うからこそすれ違う。でもそこには愛があるという家族の形を描きたかった」『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』【インタビュー】

映画2025年9月12日

 ニューヨーク・ブルックリンで暮らすアジア人夫婦を主人公に、息子の誘拐事件をきっかけに夫婦の秘密が浮き彫りとなり家族が崩壊していく姿を、全編NYロケで描いた『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が、9月12日から全国公開され … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(3)無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力

舞台・ミュージカル2025年9月12日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力 … 続きを読む

北村匠海 連続テレビ小説「あんぱん」は「とても大きな財産になりました」【インタビュー】

ドラマ2025年9月12日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、ついに『アンパンマン』の誕生にたどり着いた。 … 続きを読む

中山優馬「僕にとっての“希望”」 舞台「大誘拐」~四人で大スペクタクル~の再始動で見せるきらめき【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年9月11日

 中山優馬が主演する舞台「大誘拐」~四人で大スペクタクル~が10月10日に再始動する。本作は、天藤真の小説「大誘拐」を原作とした舞台で、2024年に舞台化。82歳の小柄な老婆が国家権力とマスコミを手玉に取り、百億円を略取した大事件を描く。今 … 続きを読む

広瀬すず「この女性たちの化学反応は一体何なんだという、すごく不思議な感覚になります」『遠い山なみの光』【インタビュー】

映画2025年9月9日

 ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロが自身の出生地・長崎を舞台に執筆した長編小説デビュー作を、石川慶監督が映画化したヒューマンミステリー『遠い山なみの光』が9月5日から全国公開された。1950年代の長崎に暮らす主人公の悦子をはじめ、悦子 … 続きを読む

Willfriends

page top