りえ、2度目の唐&蜷川作品に「わくわく」 蜷川「今回は自信のキャスティング」

2013年5月9日 / 15:48

舞台「盲導犬―澁澤龍彦「犬狼都市」より―」、「唐版 滝の白糸」合同制作発表の登壇者

 舞台「盲導犬―澁澤龍彦「犬狼都市」より―」、「唐版 滝の白糸」の合同制作発表が9日、東京都内で行われ、両作の演出を手掛ける蜷川幸雄をはじめ、宮沢りえほか出演者が出席した。

 蜷川は「『盲導犬』は、1回目は成功しましたが、2回目は演出が最悪で失敗。死ぬまでにちゃんとしたものをつくりたいと思っていたので、今回は自信のキャスティング」とコメント。「信頼する3人で、稽古が待ち遠しい。台本を読んでいると言葉のやり取りが聞こえてきて、勝手に楽しんでる」と期待を込めた。

 登壇者の中で唯一、蜷川が演出を手掛ける唐十郎戯曲作品へ出演した経験がある宮沢は「お二人に囲まれてどんな化学反応があるのか、台本の中にどんな発見があるのか、考えるだけでわくわくする」とニッコリ。古田新太は17年前に唐作品に出演しており、「17年間ずっと、蜷川さんと一緒に唐さんの芝居をやれないかなと言っていた。大好きな唐先輩と大好きな蜷川先輩が死ぬ前に間に合ってよかった」と笑わせた。

 舞台「おのれナポレオン」で、軽度の心筋梗塞により降板した天海祐希の代役を務めることになった宮沢。この日の夜公演から出演するため、会見も当初の予定より早まった。降壇時に「天海さんに一言お願いします」と記者から声が掛かったが、無言を貫いた。

 舞台「盲導犬―澁澤龍彦「犬狼都市」より―」は7月6日~28日、「唐版 滝の白糸」は10月8日~29日に都内のBunkamuraシアターコクーンで上演。

 


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