西畑大吾「役をどう演じたらいいかすごく考えた」 ドラマ「マトリと狂犬」【インタビュー】

2026年1月8日 / 18:00

 西畑大吾主演のドラマ「マトリと狂犬」(MBS・TBSドラマイズム枠/毎週火曜深夜)が1月20日にスタートする。本作は、「ヤングチャンピオン」(秋田書店)で2020年から連載されている同名漫画のドラマ版。

 麻薬取締捜査官・黒崎、刑事・葛城、そして売人でありながら “ダブルスパイ”となった梅沢という3人の男たちの邂逅(かいこう)から始まる物語。「麻薬」という魔物と深い因縁を持つ彼らが、信頼と裏切りが入り交じる中、それぞれの目的と信念を胸に危険な潜入捜査へ身を投じていく。狂気と欲望がまがまがしく交差する裏社会ドラマとなっている。

 主人公・梅沢恭之介役の西畑にオファーを受けたときの心境や役作りのこだわり、本作の見どころを聞いた。

(C)田島隆・マサシ(秋田書店)/「マトリと狂犬」製作委員会・MBS

-台本を読まれて、主人公の梅沢にどんな印象を受けましたか?

 ボコボコにやられてるなと思いました(笑)僕がこれまで演じさせていただいてきた役とは全然違った役柄ではあったので、どういうふうに攻めていけばいいか、この梅沢という役をどう演じたらいいかっていうのをすごく考えました。ただ人間味のある子ではあるので、僕とちょっと近しいところを感じることもありました。

-どんなところにそう感じましたか?

 梅沢と一緒で僕も単純なんです。人から褒められたらすごく単純に喜ぶし。彼も単純だからこそ、今までのしてきた行為があるにもかかわらず喜べるというか。なんかそういった人間らしいところも兼ね備えている。しかも情に厚い子なんですよね。

-今回、アクションにも挑戦されていますが、実際にやってみていかがでしたか?

 撮影の一カ月ぐらい前からアクション練習をさせていただいて。品川監督からは「筋はいい」と言っていただけたので、それはすごくうれしかったです。(撮影時は)めっちゃあざが増えました(笑)家に帰ったらあざ増えてない?みたいなことはよくありましたね。ただ梅沢君は元役者という肩書があるので、アクションっぽい動きはできるけど実戦が伴っていない。そのあたりは意識して挑みました。

-(アクションをするにあたって)体作りは行ったんですか?

 ある程度やってましたけど、やりすぎないようにはしました。(梅沢は)絶対に不健康だから。僕も不健康なので、そこまでは意識しないようにしましたね。(撮影時は)本業のライブツアーも近づいていたので、少しは体力つけないとな、というくらいでした。

-役作りで金髪にされましたが、意識されたことはありますか?

 監督から金髪にしてほしいというのを言っていただいて。基本的には美容師さんと監督にお任せしました。髪の毛がほんまに使い古した歯ブラシみたいになりながらも撮ってましたね。基本的には潜んで暮らしたい人だから黒髪がいいんですけど(笑)でもこの髪色はすごく気に入っているので、出会わせてくれたのは感謝しています。

(C)田島隆・マサシ(秋田書店)/「マトリと狂犬」製作委員会・MBS

-細田善彦さん、向井理さんと共演されて印象いかがですか?

 ほんまにお二人の間に入ると捕らえられた宇宙人みたいな感じにはなるんですけど(笑)お二人ともやっぱりスタイルもいいし、かっこいいし、スタイリッシュやし。僕、お二人とのシーンがすごく多かったんですよ。特に細田さんとのシーンが多くて。ほんまに優しくて、なんか勝手にお兄ちゃんのような存在だと思っていました。撮影中、細田さんが持っていたスター・ウォーズのポーチがすごいかわいくて、「それかわいいですね」って言ったら、「一回使っちゃったけど、違う種類のポーチあるからあげるよ」って。そしたら次の日に持ってきてくださって。今でも使わせていただいています。撮影中はあの目力と、背丈と、低い声で詰められるのでめっちゃ怖かったです。でもカットがかかったら優しくて。二重人格ですよ(笑)

 向井さんはやっぱりすごいの一言ですね。警棒を使って僕がボコボコにやられるシーンがあるんですけど、一つ一つの所作であったり、せりふの言い回しとか僕にすごく刺さりました。一つの動きにしてもそうですけど、はたから見ててすごく勉強になりました。作中で葛城(向井)が広島弁を使うシーンがあるんですけど、言い回しとかもテストと本番で変えてきたり。すごく迫力があって、西畑としても梅沢君としてもビビり散らかしましたね。

 -梅沢を演じるにあたって課題にしたこと、視聴者に楽しんでもらいたいところはありますか?

 梅沢君は絶対短気なんで、キレるハードルがめちゃくちゃ低いんですよ。だからそこを飛び越えられたらキレるっていう、そういった線引きみたいなのは意識しました。ただ、相手を倒そうと思ってもボコボコにやられるっていう、言ったら雑魚キャラなんですよ。でも人間味もあって、情もある。ただの雑魚ではないっていうのもあって、回を増すごとに(梅沢が)成長していく物語でもあると思うのでそういった部分をぜひ見ていただければいいなって思います。

(C)田島隆・マサシ(秋田書店)/「マトリと狂犬」製作委員会・MBS


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