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3月31日から放送スタートしたNHKの連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、何者でもなかった朝田のぶと柳井嵩(北村匠海)の2人が、数々の荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語だ。暢さんをモデルにした主人公・朝田のぶを演じるのは、3365人の中からオーディションを経て抜てきされた今田美桜。放送開始を前に、撮影の舞台裏や意気込みを語ってくれた。
ヘアメイク/渡嘉敷愛子 スタイリング/小蔵昌
「もう半年?」と思うくらいあっという間で、今ではのぶを演じることが、生活の一部になっています。普段、テレビドラマや映画の撮影をしていると、少なからず緊張感があるのですが、今回はとてもナチュラルに毎日、のぶになれている気がしています。そんな充実した毎日を過ごせているのは、ほかのキャストやスタッフの皆さんのおかげです。
やなせたかしさんに比べ、暢さんの資料は少ないのですが、やなせさんが書かれた本に、ときどき暢さんのことが出てくるんです。そこから、懐が深く、柔らかさと強さを持っていらっしゃる方だな、という印象を受けました。また、やなせさんが撮影した暢さんの写真もたくさん残っているので、そこに写っているやなせさんに向けた暢さんの笑顔なども参考にさせていただきました。やなせさんに見せる暢さんのそういう柔らかさや強さを備えつつも、この作品ののぶと嵩は幼なじみという設定なので、対照的な性格の嵩を明るく引っ張っていくのぶでありたいと、想像を膨らませながら演じているところです。
“はちきん(「元気のいい女性」を意味する高知の言葉)おのぶ”や“いだてんおのぶ”などと呼ばれ、男勝りで元気いっぱいな女の子ですが、同時にとても感情豊かで、人の悲しみにもちゃんと向き合うことができる人です。そこがのぶの魅力です。
高知県でクランクインしましたが、そのとき、撮影のために地元の皆さんが広大なソバの実の畑を作ってくださったり、たくさんの差し入れをしてくださったりしたんです。初めて訪れたにもかかわらず、そんなふうに歓迎していただき、高知県の方々の温かさを感じました。きっと暢さんとやなせさんも、そういう環境で育ったからこそ、みんなに愛される温かな作品が生まれたんだろうなと感じました。そういう高知県の皆さんの温かさを東京に持ち帰るような気持ちで、今は撮影に臨んでいます。高知県でスタートすることができ、本当によかったです。
(C)NHK
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