佐藤勝利「難しかったけど、こういう役をやりたかった」髙石あかり「こんなにやりがいのある作品に出合えたのは奇跡」手塚治虫原作の連ドラでW主演「アポロの歌」第1話先行上映&トークイベント

2025年2月12日 / 16:45

(左から)森田想、佐藤勝利、髙石あかり、西垣匠、二宮健監督(C)エンタメOVO

 2月10日、東京都内でドラマイズム「アポロの歌」(TBS系)第1話先行上映&トークイベントが行われ、W主演を務める佐藤勝利と髙石あかり、共演の西垣匠、森田想、二宮健監督が登壇した。

 ドラマイムズ「アポロの歌」は、1970年に「週刊少年キング」で連載された手塚治虫原作の壮大なSF青春ストーリー「アポロの歌」を現代解釈し、豪華キャストで映像化した連続ドラマ。幼少期に母親との間で生じたトラウマが原因で、愛を憎むようになった青年・近石昭吾が、転生を繰り返しながら、同じ1人の女性を愛し、結ばれる前に死ぬという“繰り返す愛の試練”を通して、人間の愛と死を見つめるダークファンタジー。

 登壇した出演者4人は、それぞれに撮影を振り返った。いくつもの世界をさすらうことになる近石昭吾役の佐藤は「難しい役柄だった。自分が演じたことのないシチュエーションや喫煙シーンがあり、僕としても新境地な部分もあった」と告白。とはいえ、「面白かった。難しかったけど、こういう役をやりたいと、ずっと思っていた」とやりがいを感じていた様子。

佐藤勝利(C)エンタメOVO

 「こんなにやりがいのある作品に出合えたのは奇跡」と、満足そうに語った髙石が演じるのは、昭吾が転生する世界に常に現れ、昭吾と引かれ合っていく渡ひろみ。演じるにあたって「一貫して大切にしていたのは、とにかく昭吾を愛するということ」と振り返り、「いろんな愛の形が感じられて、ひろみからたくさん学んだ」と貴重な経験をした様子がうかがえた。

 いずれの世界でも昭吾の友人として登場する下田を演じた西垣は、「変わる部分と変わらない部分を常に意識しながら演じさせていただいた」と述懐。さらに、脱ぐシーンがあったため、撮影中に筋トレと食事制限を行っていたことを打ち明け、「差し入れが一つも食べられなかった」とこぼす一幕がありながらも、真摯(しんし)に撮影に取り組んだ様子。

 第1話ではひろみの友人として登場する康子を演じる森田は、年の近い4人での共演がうれしかったようで、「みんなとコミュニケーションとるのが楽しみだった。主演の佐藤さんと髙石さんという、見ていて幸福な2人で、うれしかった」と語った。

 一方、二宮監督は、撮影を通じて感じたキャストの印象を披露。まず、佐藤については「勝利くんの中にあるパーソナルな部分を作品の中ですくい取りたいと、初めて会ったときに思った」と告白。二度目の顔合わせとなる髙石については、「絶対またやりたいと思っていた」と打ち明け、今回は髙石の器用さを知っていたことから、「これできるよね、という範疇(はんちゅう)を超えた球を投げてみた」と裏話を披露。するとすかさず髙石から「投げすぎですね」と笑顔でツッコミが。それでも二宮監督は「撮っていて何回も感動した」と振り返った。

 また、ダブル主演の2人よりも撮影期間が短かった西垣と森田についても二宮監督は、「西垣くんはこういう役が合うんだろうなという僕の中のアングルを見つけた気がする」、「森田さんは、空気を読む人なので、もっと自由に、好きにやろうよというときに、また面白い顔を見せてくれるだろうなと」と、2人との今後のタッグに期待を寄せた。

 最後に、集まった観客に向けて、「いろんな方に一緒に見ようと声を掛けていただければ」(森田)、「テーマは一貫して愛。何かしら感じ取っていただけると思います」(西垣)、「皆さんの深いところに届くことを祈っています」(二宮)と、作品に対するそれぞれの思いをアピール。

 そして、W主演を務める髙石は「昭吾として見ていただくのも面白いですし、ひろみとして昭吾を愛する気持ちを重ねて見ていただいても面白い作品となっています。ぜひ、リアルタイムで楽しんでいただけたら」と呼びかけた。

髙石あかり(C)エンタメOVO

 これを受けて佐藤は「本当にシンプルなテーマだからこそ、現代では描く作品が少なくなっているように感じてもいます。あらためて愛というものを見つめなおす時間になってほしいと思いますし、手塚さんが捉えた、普遍的なことですが、愛の本質を改めてこの現代解釈版の『アポロの歌』でぜひ一緒に受け止めていただけたらうれしいです」とあいさつした。

ドラマイムズ「アポロの歌」は2月18日(火)、MBS/TBSで放送スタート

 


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