エンターテインメント・ウェブマガジン
コミックス累計発行部数1億4千万部を突破した、大人気漫画「進撃の巨人」を舞台化した、「進撃の巨人」-the Musical-。2023年の日本初演時は、その世界観を見事に再現したステージが大きな話題を呼んだ。そして2024年、再演が決定。10月11日からアメリカ・ニューヨークで初の海外公演が行われ、12月13日から東京、2025年1月11日から大阪での日本凱旋公演も発表されている。初演から引き続き、エルヴィン・スミスを演じる大野拓朗に本作への意気込みや役作りについて聞いた。
ものすごく感じました。初日が開けてすぐに「とんでもないものを見てしまった」という感想をたくさんいただいて、まさに大旋風を巻き起こしたのを目の当たりにしました。
正直なところ、稽古中は僕にはまだ分からなかったです。僕にとって2.5次元ミュージカル自体、初めての挑戦でしたし、お客さんがどういう反応をされるのかも分からなかったんですよ。原作のファンがいて、それぞれのキャラクターにファンがいて、ファンの皆さんそれぞれの中に出来上がっているキャラクター像があるので、そのキャラクター像から少しでも外れてしまうと、違うと思われてしまうのかもしれない。そうしたら楽しんでいただけないのではないかと思っていたので、初日が開けるまではすごく不安でしたし、皆さんに認めていただけるだろうかという怖さがありました。
台本だけでなく、スマホと向き合って役作りしました(笑)。アニメを見て、改めて単行本を読み、作品の考察を読んで作り上げていきました。普段は、「なんでこのせりふを言うんだろう」と考えながら、台本を読み込んでいくのですが、それよりもこの作品ではキャラクターの深堀りに多くの時間を割いたように思います。
エルヴィンは調査兵団の団長として圧倒的なカリスマと説得力がなければいけないと思い、それをいかに出していくかが大きな課題でした。有無を言わせず、ただついていくしかなくなる。そうした強さをどうしたら出せるのかという研究をかなりしました。動き方や姿勢、声の出し方、表情の作り方をアニメからも学びました。僕は、元々原作が大好きでしたし、エルヴィンは大好きなキャラクターのうちの一人だったので、楽しみながら作っていったことを覚えています。
研究しますよ。ただ、歴史上の人物は実在する人物であっても、自分なりの解釈でその役を体現していけばいいと思っています。ですが、2.5次元ミュージカルの場合は違います。漫画でキャラクターの造形が描かれていて、そのキャラクターのしゃべる言葉遣いも示されていて、さらにこの作品はアニメもあるので、アニメでは例えば表情の変化などもより細かく具現化されています。ファンの皆さんの中にすでに確固たる人物像が映像としても残っているんです。それを3次元に描き出すことになるので、模倣に近いところはあるように思いますし、そうした難しさはあります。だからこそ、普通のミュージカル以上にプレッシャーがありました。初日が開けて、「本物のエルヴィンがいた」という声をたくさんいただけたときは本当にうれしかったです。
映画2024年11月22日
『六人の嘘つきな大学生』(11月22日公開) 大手エンターテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用の最終選考に残った6人の就活生への課題は「6人でチームを作り、1カ月後のグループディスカッションに臨むこと」だった。 全員での内定獲得 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2024年11月20日
ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で活躍する生駒里奈が、ストーリー性のある演劇的な世界観をダンスとJ-POPで作り上げるダンスエンターテインメント集団「梅棒」の最新作、梅棒 19th GIFT「クリス、いってきマス!!!」に出演する。生駒に … 続きを読む
ドラマ2024年11月17日
毎週月曜夜10時からカンテレ・フジテレビ系で放送している、ドラマ「モンスター」。趣里演じる主人公・神波亮子は、“高校3年生で司法試験に合格した”人物で、膨大な知識と弁護士として類いまれなる資質を持つ“モンスター弁護士”という設定。しかし今 … 続きを読む
映画2024年11月15日
韓国発の大ヒットWEBコミックを日本で映画化したサスペンスホラー『他人は地獄だ』が、11月15日から公開された。 地方から上京した青年ユウが暮らし始めたシェアハウス「方舟」。そこで出会ったのは、言葉遣いは丁寧だが、得体のしれない青年キリ … 続きを読む
ドラマ2024年11月15日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月10日に放送された第四十三回「輝きののちに」では、三条天皇(木村達成)の譲位問題を軸に、さまざまな人間模様が繰り広げられた。 病を患い、視力と聴力が衰えた三条天皇に、「お目も見えず、お耳 … 続きを読む