城田優、日本から世界へ「日本っていいなと誇らしく思えるショーを作り上げたい」【インタビュー】

2024年5月3日 / 08:00

 城田優がプロデュースするエンターテインメントショー「TOKYO~the city of music and love~」が5月14日から開幕する。本公演は、東京の魅力をショーという形で世界に発信するために立ち上がったプロジェクト。城田が実力派クリエーター、キャストとともに歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショーを作り上げる。城田に、今回のショーの内容やエンターテインメント業界についての思いなどを聞いた。

城田優 (ヘアメーク:Emiy(エミー)/スタイリスト:山中有希奈) (C)エンタメOVO

-今回の公演タイトルに込められた思いを教えてください。

 2021年に米倉涼子さんと一緒に演出、プロデュースさせていただいた「SHOWTIME」というエンターテインメントショーの成功を受けて今回のお話をいただいて始まった企画です。コンセプトは、「日本から世界に飛び出していけるショーを作る」。僕自身も、この日本で海外のような高いクオリティーのショーを作ったら面白いのではないかなという考えを持っていたので、それならば変なひねり方をせずにストレートに「TOKYO」とつけたらいいのではないかなと。つまり、これは世界中で公演することを前提としたタイトルでもあります。タイトルをつけた時点では、まだ海外公演は探っている段階だったのですが、今、シンガポールでの上演も決まりました。ですから、これを海外に持っていって、いろいろな国で上演するという思考からスタートしたというのがこのタイトルをつけた理由です。

-今回出演されるアーティストの方々は城田さんがオファーされたと聞いています。このメンバーに期待することやオファーされた理由は?

 まず、音楽監督もお任せしているSWEEPさんは、歌がとにかくうまくて、音楽的なスキルや曲を書くセンスもすばらしく、尊敬できる方です。これほど高いスキルを持っているのに、まだあまり知られていないんですよ。なので、多くの方に知っていただきたいという思いもあり声をかけさせていただきました。僕は、良いクリエーター、良いアーティストはもっともっと知られるべきだと思います。だからこそ、今回は、僕自身がうまいと思う人、面白いと思う方たちをキャスティングしています。Rainy。ちゃんとyuzuちゃんは“将来枠”。彼女たちの将来性を買ってお声掛けしました。

 ダンサーたちも僕がキャスティングしていますが、今回は“バックダンサー”という概念を壊したいと思っています。シンガーの後ろで踊るという、いわゆるバックダンサー的な意味合いはなく、全員が主役です。そういう意味でも、本当に面白いことになっていると思います。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

ファーストサマーウイカ「それぞれの立場で“親と子”という普遍的なテーマについて、感じたり語り合ったりしていただけたらうれしいです」日曜劇場「19番目のカルテ」【インタビュー】

ドラマ2025年8月17日

 TBSでは毎週日曜夜9時から、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」が放送中。富士屋カツヒトによる連載漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が脚本を手 … 続きを読む

橋本愛 演じる“おていさん”と蔦重の夫婦は「“阿吽の呼吸”に辿り着く」【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年8月16日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。本作で蔦重の妻・ていを演じているのは、今回が4度目の大河ドラマ出演で … 続きを読む

山里亮太「長年の“したたかさ”が生きました(笑)」 三宅健太「山里さんには悔しさすら覚えます(笑)」STUDIO4℃の最新アニメ『ChaO』に声の出演【インタビュー】

映画2025年8月15日

 『鉄コン筋クリート』(06)、『海獣の子供』(19)を始め、個性的なアニメーションを次々と送り出してきたSTUDIO4℃。その最新作が、アンデルセンのおとぎ話『人魚姫』をベースに、人間の青年・ステファン(声:鈴鹿央士)と人魚王国のお姫さま … 続きを読む

ウィリアム・ユーバンク監督「基本的には娯楽作品として楽しかったり、スリリングだったり、怖かったりというところを目指しました」『ランド・オブ・バッド』【インタビュー】

映画2025年8月14日

 ラッセル・クロウとリアム・ヘムズワースが共演し、戦場で孤立した若手軍曹と、彼を後方から支援する無人戦闘機のベテラン操縦官の闘いを活写したサバイバルアクション『ランド・オブ・バッド』が8月15日から全国公開された。米海軍全面協力のもと、入念 … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(1)“たまたま”が導いた講談の道

舞台・ミュージカル2025年8月14日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは  日本の伝 … 続きを読む

Willfriends

page top