高良光莉さん 映画『貞子3D』の北山理沙役でホラー映画に初挑戦

2012年5月15日 / 16:17

第33回ホリプロスカウトキャラバングランプリに輝いた高良光莉(たから・ひかり)さんが、北山理沙役で出演した映画『貞子3D』が5月12日(土)から全国ロードショーされている。169センチメートルの長身を生かし、映画、テレビ、雑誌などで活躍中の16歳に、ホラー映画初出演の感想や将来の夢について聞いた。

ホラー映画は怖くて見たことがなかった。将来は海外で活躍できたらいいなと思う

殺陣ができる女優になりたい

Q ホラー映画に初出演した感想は。

A もともと怖がりなので、今までホラー映画は見たことがありませんでした。この映画に出演できると聞いたときに、勉強のために初めてホラー映画を見ました。頑張って最後まで見ましたが、やっぱり怖かったです。でも、撮影の現場はものすごく怖いという感じではなく、とても楽しかったです。

Q 撮影時は中学3年生。高校3年生を演じたことについて。

A 本当に高校3年生に見えるか、少し不安がありました。でも完成した映画を見た時に、少しは(役に)なじめていたなとほっとしました。思い込みが激しい子どもっぽいところもある役だったので、あまり意識せずに演じてみたらできてたかなという感じです(笑)。私自身普段は、しゃべっていると幼く見られ、立っているだけだとよく大学生に間違えられます。

Q 撮影時の思い出や演技について。

A 貞子の髪の毛が首に巻き付くシーンは…、もちろんそういう経験をしたこともないですし…、逆再生することが前提の撮影だったので、髪が巻き付いている状態からの撮影は大変でした。自分の演技はまあまあだったかな。貞子にとりつかれていた時と、素に戻った時のメリハリがもう少しつけられれば良かったかなと思っています。

Q 共演した石原さとみさんの印象は。

A (石原)さとみさんと共演させていただいたのは2度目でした。前回ご一緒させていただいた時は、明るくて元気な役そのものの印象でしたが、今回は担任の先生役ということもあって、とても落ち着いた頼れる先輩という印象でした。撮影中も、アクションシーンで転んだときは「大丈夫? 痛くなかった?」と声を掛けてくださいましたし、演技については「もう少しこうした方がいいかもね」とアドバイスをしてくださいました。とても優しい、憧れの先輩です。

Q アクション女優を目指しているとか。

A 殺陣ができる女優になりたいです。今、英会話を教わりながら、週1回のバック転のレッスンにも通っています。英会話もアクションも身に付けて、将来は海外でも活躍できたらいいなと思います。そのためにも、今は将来に向けていろいろな経験をしたいと思います。アクションもかっこよく決められる、ミラ・ジョボビッチが憧れです。

Q これから映画を見る人に一言。

A 今回の『貞子3D』は私も楽しく見られたので、私のようにホラー映画は怖いからできるだけ見たくないと思う人にも、面白い作品になっていると思います。飛び出してくる貞子、新感覚の映画となっていますので、ぜひ皆さんも体験してくださいね。

 
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