「シャム王」松平健、頭をそり上げて登場 22年ぶりに再登板

2012年7月3日 / 14:49

 舞台衣装で登場した(左から)はいだしょうこ、松平健、紫吹淳 (c)KYODONEWS

 ミュージカル「王様と私」の公開稽古が3日、東京都内で行われ、松平健、紫吹淳、はいだしょうこが登場した。

「王様と私」は、1951年にブロードウェーで初演して大ヒットし、映画版でもアカデミー賞5部門を制覇するなどのミュージカルの傑作。

 今回、シャム王役には88年から90年にかけて同役を演じた松平が22年ぶりに再登場。松平は、シャム王のトレードマークのそり頭で登場し「いろいろ人生経験してきましたので、その分、重厚に二回りも三回りも大きくなっていると思います」とあいさつした。また、前日に通し稽古を見たという息子は「『よかった。グー!』と言っていました。小さな子どもでも見られる作品なのでとても楽しみですね」と語った。

 アンナ先生役のドレス姿で登場した紫吹は「宝塚でも大きな羽根を背負ってきましたが、今回はそれを上回るのではないかというほど、ヘビーな衣装。重さとともに私をリードしてくださる松平さんは大変だと思います」と笑顔で語った。

 タプチム役を演じるはいだは「大好きな本田美奈子さんが、されていた役なのですごくうれしい。かぶり物なども本田さんがかぶられていたものを使わせていただき、見守っていただいているような気持ちです」と役に対する思いを語った。

 今回の舞台は、映画演劇文化協会主催の公益目的事業ということで、入場料金が3500円という低料金に設定され、また7月10日~25日までの公演では、オーディションで選ばれた東北の子どもたちが王子・王女役を演じる。

 舞台は7月3日~7日、東京・ゆうぽうとホールで公演。8月12日の千秋楽まで全国18都市で巡演予定。


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