安達祐実「カムカムエヴリバディ」で美咲すみれ役 プライドの高いすみれに「哀愁みたいなものを感じました」

2022年2月22日 / 11:05

美咲すみれ役の安達祐実 (C)NHK

 川栄李奈が3代目ヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。ひなたにとって憧れの存在だった女優の美咲すみれ役を演じる安達祐実から、インタビューコメントが届いた。

 すみれは、かつて桃山剣之介(尾上菊之助)のヒット時代劇「棗黍之丞(なつめ・きびのじょう)シリーズ」に出演し、人気を博した女優。撮影所で働くようになったひなたは、思いがけずすみれと出会うが、すみれはなぜか機嫌が悪い。

 すみれの印象を聞かれた安達は「性格が悪いわけではないと思うのですが、ちょっとこじらせていて、プライドも高いし、自分の置かれた立場を素直に受け入れられないところがある。そういった哀愁みたいなものをすごく感じました」とコメント。

 また、「台本のせりふにびっしりと書き込みをするなど、すみれも裏では努力している」としつつ、「あまりお芝居が上手ではないという女優の役どころなので、かえって難しいです。台本に『棒読みで』とあるのですが、どの程度の下手さで演じればいいのか、どこまでやればいいのか悩んでいます」と笑った。

 自身については、「めちゃくちゃ感覚派人間で、台本にはほぼ何も書きません。舞台に出演すると、覚えられない動きを台本にメモするぐらいで、映像では書いたことがないですし、自分のせりふに印も付けないです」と明かす。

 その理由を、「面倒くさいからということではなく、初めて台本を読んだときに、そのときの自分が受けた印象や感情をそのまま表現したい、なるべく自分の中から自然に湧き上がる感情を大事にして演じたいからです。今のところは、それで痛い目にあってないのでこの方法でやっています」と説明した。

 今後の展開については、「ひなたとの絆がだんだんと生まれ、立場や年齢を超えて友情が芽生え、お互いに刺激し合う関係になっていく。ひなたと一緒にいることで、すみれもまた変化していく、そうした姿を見ていただけたらなと思っています」とアピールした。


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