【インタビュー】ドラマParavi「にぶんのいち夫婦」 比嘉愛未「自分でも歯止めが利かなくなっていて怖いくらい」 竹財輝之助「比嘉愛未のはじけっぷりがすごいです」

2021年6月2日 / 12:00

 比嘉愛未が主演するドラマParavi「にぶんのいち夫婦」が、6月2日からテレビ東京系で放送スタートする。本作は、累計150万部を数える人気WEBマンガが原作。幸せな新婚生活を送っていたはずの主人公・中山文が、結婚2年目のイケメンで誠実な夫・和真の浮気を疑い、不安を募らせながらも証拠探しに動き出す、うそと真実、純愛と裏切りが交錯する“ざわハラ”ラブストーリー。本作で、主人公の主婦・文を演じる比嘉と、夫の和真を演じる竹財輝之助に、演じた感想やドラマの見どころ、自身の結婚観などを聞いた。

(C)テレビ東京 比嘉愛未(Hair&Make=奥原清一(suzukioffice)/Styling=後藤仁子)
 竹財輝之助(Hair&Make=万希(ENISHI)/Styling=大石裕介)

-本作は、夫の浮気を疑うというシリアスなストーリーですが、撮影現場の雰囲気はいかがですか。

比嘉 和やかで穏やかな現場です。撮影の内容は、けんかをしたり、お祭りかというぐらいに、日々いろいろあるのですが、それ以外の時間は皆さんと楽しくお話をして、癒やされています。

竹財 和気あいあいとしています。若い役者さんも現場でよく話してくれて、風通しがいい現場だなと思います。

-それぞれの役を演じた感想を教えてください。

比嘉 原作を読ませていただいたときに、すぐに文に同調して泣いたり、悲しんだりと、感情移入ができたので、早く現場で演じたいなと思っていました。現場では、悲しかったり、苦しかったりと、つらい気持ちでいるのですが、私は普段は陽気なタイプなので、なかなかできない経験だなと思って楽しんでいます。刺激的な毎日ですし、恋愛観や結婚観を見つめ直すいい機会になっています。

竹財 僕は和真を演じながらも、さらに和真としても芝居をしないといけないので、二つ三つと人格を作っているところが難しいです。和真は何を考えているかが分からない、サイコパスに見えていたらいいなと思いながら、演じています。

-撮影時に印象に残っているシーンは?

比嘉 日々、こんなお芝居をしたことがないというシーンの連続です。例えば、文が夢の中で3人に代わる代わる全力で首を絞められるシーンがあるのですが、こんなに首を絞められることは人生でないなというぐらいに、なかなか経験できない面白い毎日です(笑)。

-注目してほしいシーンや、見どころはどんなところですか。

竹財 今まで見たことがない比嘉愛未が見られるところが見どころです。文ちゃんの想像や空想の部分を演じている姿を現場で見ていると、はじけっぷりがすごくて、めちゃくちゃ面白いです。比嘉愛未が本当にいい顔をしています(笑)。単純にエンタメとしても、すごく楽しい作品になっているので、楽しんでもらえたらいいなと思います。

比嘉 本当に、今までしたことがないお芝居を、たくさんさせてもらっています。自分でも歯止めが利かなくなってしまって見るのが怖いぐらいなのですが、いい意味で裏切っていけたらいいなと思います。世の女性たちは、竹財さんのバックハグのシーンが結構あるので、ざわざわハラハラする部分だけではなくて、胸キュンシーンも楽しめると思います。

-もし本作のように、パートナーの浮気を疑う状況に陥ったら、お二人は浮気を追及するタイプですか。

比嘉 私は絶対に追及しないです。いくら恋人や家族になったとしても、一個人としての踏み込んではいけないルールは守りたい人なので、携帯を見たこともないですし、今までも、浮気されたという自覚はないかもしれないです。もし、よほどの覚悟があって浮気をしてしまったのであれば、墓場まで持っていってください、死ぬまで自分で背負ってください、と思います(笑)。

竹財 僕もあまり疑わないですし、実際に浮気の現場を見付けたら終わりなので、ばれないようにやってくださいという気持ちです。ばらさずに浮気する自信があるなら、どうぞやってもらってもいいですよ、とは思いますが、僕は女性並みに勘がいい方なので、たぶん僕にはばれると思います。僕は相手の浮気を知ってしまったら、もう終わりだなと思うので、ばれたときは怖いですよ(笑)。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

グイ・ルンメイ、真利子哲也監督「お互いが思い合うからこそすれ違う。でもそこには愛があるという家族の形を描きたかった」『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』【インタビュー】

映画2025年9月12日

 ニューヨーク・ブルックリンで暮らすアジア人夫婦を主人公に、息子の誘拐事件をきっかけに夫婦の秘密が浮き彫りとなり家族が崩壊していく姿を、全編NYロケで描いた『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が、9月12日から全国公開され … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(3)無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力

舞台・ミュージカル2025年9月12日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力 … 続きを読む

北村匠海 連続テレビ小説「あんぱん」は「とても大きな財産になりました」【インタビュー】

ドラマ2025年9月12日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、ついに『アンパンマン』の誕生にたどり着いた。 … 続きを読む

中山優馬「僕にとっての“希望”」 舞台「大誘拐」~四人で大スペクタクル~の再始動で見せるきらめき【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年9月11日

 中山優馬が主演する舞台「大誘拐」~四人で大スペクタクル~が10月10日に再始動する。本作は、天藤真の小説「大誘拐」を原作とした舞台で、2024年に舞台化。82歳の小柄な老婆が国家権力とマスコミを手玉に取り、百億円を略取した大事件を描く。今 … 続きを読む

広瀬すず「この女性たちの化学反応は一体何なんだという、すごく不思議な感覚になります」『遠い山なみの光』【インタビュー】

映画2025年9月9日

 ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロが自身の出生地・長崎を舞台に執筆した長編小説デビュー作を、石川慶監督が映画化したヒューマンミステリー『遠い山なみの光』が9月5日から全国公開された。1950年代の長崎に暮らす主人公の悦子をはじめ、悦子 … 続きを読む

Willfriends

page top