吉沢亮「死ぬほど暗い」と言われ苦笑 「根は暗いけど、ふざけたりするのも好き」

2020年12月8日 / 19:59

AI将棋のプログラム開発者を演じた吉沢亮

 映画『AWAKE』完成報告会見が8日、東京都内で行われ、出演者の吉沢亮、若葉竜也、落合モトキと山田篤宏監督が出席した。

 本作は、ライバルに敗れ、将棋のプロになる夢を諦めた英一(吉沢)が、数年後に、最強将棋ソフトの開発者としてかつてのライバルとの再戦を果たす物語。

 「出演作の中でも、特に本作が好き」という吉沢は「今までは自分の出た作品を冷静に見られなかったんですが、今回は完成作を見たときに、自分の芝居がどうこうではなく、単純に、すごく面白いなと思ったんです」と笑顔で振り返った。

 一方、天才棋士を演じた若葉は、初共演した吉沢について「もっと爽やかでスターな感じなのかと思っていたら、死ぬほど暗くて…」と驚いたことを明かした。

 「英一が本来の吉沢くんの姿?」と聞かれた吉沢は「近いですね」と苦笑しながら認め、「英一が、本当は周りに興味があるのに、どう接していいのか分からないから、全然興味のない振りをする感じとか、すごく理解できた。ここまで内心が役にフィットする感じは今までになかった」と語った。

 また、若葉は、吉沢がある女優と共演したラジオを聞いたところ、「めちゃくちゃ明るくて、全然違うじゃん!となった」と指摘。「どちらが本当?」と追及された吉沢は「多分どっちも本当。根は暗いけれども、ふざけたり、騒ぐのも大好きなんだよね」と笑った。

 さらに、「挫折の乗り越え方」を聞かれた吉沢は「目の前の壁があまりにも大きいときは、めちゃくちゃネガティブになる。でも、いざふたを開けてみたら、そうでもなかったみたいなパターンが多い。絶対にこの芝居はできないと思っても、現場に行ってやってみたら意外にできた、みたいな」と語った。

 映画は12月25日から公開。

(左から)若葉竜也、吉沢亮、落合モトキ


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