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白洲迅が主演するドラマ「Life 線上の僕ら」が、6月19日からRakuten TVとビデオマーケットで先行配信されている。本作は、ちるちるBLアワード2018「BESTコミック部門」で1位を獲得するなど大人気の漫画を原作とした、2人の男性の人生と愛を描いた感動作。下校途中の一人遊び「白線ゲーム」で偶然出会った晃(白洲)と夕希(楽駆)が恋に落ち、変わらぬ思いと変わりゆく現実の狭間で葛藤するさまを丁寧につづる。白洲に本作への思いや見どころを聞いた。
ボーイズラブ作品に出演するのが初めてだったので、構えていた部分もあったのですが、原作や台本を読んで、肩の力は抜けました。もちろん、ボーイズラブの要素はふんだんに入った作品ですが、それ以前に、人と人との純愛物語で、人生を描いている。高校生から社会人と、一人の人間の生涯を描いているので、演じる側としては、これは挑戦になるなと感じました。
年齢に関しては、考えても仕方ないということもあり、基本的には身を任せていました。(年齢を重ねるごとに)衣装も晃の話し方も変わっていくので、自然と自分の中で積み重ねていけば、それが変化につながっていくんじゃないかなと信じて演じていました。
僕は、自分で言うのもなんですが、真面目過ぎるところがあるので、生真面目な晃はすごく共感できる人物でした。周りの目を気にして、失敗しないようにと考え過ぎるが故に、怖くなって行動に移せなくなるという、晃の気持ちは十分に分かるので、そういう意味では演じやすい役柄でした。それから、演技の上では、楽駆くんが演じる夕希との対比は意識しました。原作のせりふにもあるのですが、夕希は「人生のスペシャリスト」です。晃は、自分の弱さ故に、そんな夕希に追いつけなくなっていき、ひたすら苦悩しています。脚本の通りに演じていれば、自然と苦悩する晃が浮かび上がってくると思って撮影に臨んだのですが、実際に演じてみると想像以上に大変でした。
たくさんありますが、やっぱりアラスカのシーンです。ご都合主義の展開だと言ってしまえばそれまでかもしれませんが、2人が線でつながっていたということを表現するためには、あれほどの奇跡が起こってもいいと僕は思います。晃は、許されざることばかりしてきたと思いますが、やっと自分の気持ちに素直になって、そのときに出てきた言葉があの一言目だった。やっと感情を吐露して、夕希にぶつけるシーンなので、楽駆とも全部出し切るぐらいの気持ちで演じようと話して、汗だくになりながらやりました。ぶつけ合った感覚がありました。
撮影中、彼の明るさに本当に助けられました。夕希にぴったりだと思います。この作品を見ていただければ分かると思いますが、何より笑顔がかわいい。実際に僕も出来上がったドラマを見て、これはキラースマイルだなと思いました(笑)。それに本当に勉強熱心なんです。原作を何度も読み込んで、忠実に、真正面から向き合おうとしている姿を現場でも見てきました。僕は今回、恋人役を演じる上でも、お互いに好きにならなくちゃ、と思っていましたが、それも全く抵抗がなかった。とにかくいいやつです。
かなり多かったと思います。実は、初対面だった顔合わせの日に、すぐに意気投合して、2人ともラーメンが好きだってことが分かって、終わってすぐに2人で食べにいきました(笑)。その後にカフェにも行って、4、5時間は話し込んでしまったのですが、それぐらいフィーリングが合うんです。それは、この作品をやる上でもすごくよかったと思います。撮影が終わった今でも、ちょくちょく遊んでいます。作品に入っているときは(共演者と)遊んだりもしますが、終わってしまうとお互いに忙しくなったりして会わなくなることも多いんです。でも、楽駆とは今でも遊んでいるので、僕にとってはそれも珍しいことです。いい巡り合わせだったと思います。
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