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2016年に配信が開始されるや、恋愛ゲームに興味がなかったという女性をも次々と魅了した大人気体感恋愛アドベンチャーゲーム「囚われのパルマ」がついに舞台化される。主演のハルト役を務めるのは、ミュージカル『刀剣乱舞』の千子村正役などで知られる太田基裕。原作のゲームでは、孤島を舞台にした記憶喪失のハルトとプレイヤーである「あなた」が出会い、心と記憶をひも解いていく物語が展開するが、舞台ではハルトが「あなた」に出会うまでのビハインドストーリーを描く。太田に公演に懸ける思いや役作りについて聞いた。
(原作は)非常に人気のあるゲームだと聞いていましたし、かなり注目されているコンテンツだということも知っていたんで、まずはオファーを頂けたことがうれしかったです。その後にビハインドストーリーになるということを聞いて…驚きました(笑)。詳細が原作には描かれていないという点では、難しさもあると思いますが、同時にやりがいもあると感じました。
そもそも、台本を書かれている脚本家さんは、ゲームをプレーして、その魅力をよく分かった上で描かれていると思うので、僕は脚本に書かれた文字から読み取る感覚的なものを大事にしています。どういうキャラクターにしたいかという方向性は、すべて台本に書かれていると思うんです。なので、台本から想像を膨らませて役を作っていきます。
はい。もちろん、原作には参考になることもたくさん書かれていますよ。でも、それが全てだと思うと決めつけになってしまうし、原作を意識するあまり感情のつながりが分からなくなってしまうこともあるので、自分の軸をしっかりと持って、キャラクターを自分に寄せながら広げて作っていくことが僕は多いです。
雑誌の撮影で着たことはありましたが、役としてはないので、新鮮です。でも、白衣を着るってことは、すごく難しい単語がせりふにいっぱい出てきそうで、ちょっと怖いです(笑)。
演じる側としては、違いはないんですが、でも、お客さんとして来場した場合には、ミュージカルの場合には歌やダンスがあって華やかな作品に思えますよね。ストレートプレーの場合は、そういう一瞬で華やかな世界にできるものがないので、感情の流れで引き込まないといけない。いろいろな仕掛けをしないと飽きさせてしまうと思うので、視野が狭くなり過ぎないようにしたいなとは思っています。
基本的にはないですね。ただ、2.5次元の場合は、ルックスは奇抜なものが多かったりはするな、とは思いますが(笑)。でも、その奇抜な格好をなじませていくという作業も楽しいですし、それは2.5次元の作品の面白さかなとは思います。
ここ最近は、パーソナルトレーニングに通っていて、それが今の一番の楽しみです。トレーナーの方にいろいろなことを教えてもらい、無駄な会話もしながら、ウエートトレーニングをするんですが、すごく充実した時間を過ごしているなって思ってます。