ブラッド・ピット「子どもたちにおもちゃを頼まれた」 『フューリー』来日会見に登場

2014年11月15日 / 14:34

 「兵士になって戦争を体験するような映画になった」と語ったブラッド・ピット (C)Norman Licensing,LLC 2014  配給:KADOKAWA

 映画『フューリー』の来日記者会見が15日、東京都内で行われ、出演者のブラッド・ピットとローガン・ラーマンが出席した。

 本作は、第2次世界大戦末期が舞台。最後の抵抗を繰り広げるドイツ軍に、“フューリー(=激しい怒り)”と命名された戦車で立ち向かった米軍兵士5人の1日の出来事を描く。

 来日は10回目というピットは、日本の印象を聞かれると「とにかく日本は来るたびにいろいろな驚きがあるんです。写真をたくさん撮って子どもたちに送っているんですけど、子どもたちも日本が大好きで、いくつかおもちゃを買ってきてと頼まれています」と話し、父親の顔をのぞかせた。

 作品については「私たちが本当に作ろうと思っていた映画に仕上がりました。生々しくて非常に臨場感にあふれ、まるで兵士になって戦争を体験するような映画になりました。兵士たちに毎日積み重なる、精神的にも肉体的にも過酷な状況が分かる映画だと思います」と自信をにじませた。

 フューリーの指揮官役を演じたピット。「撮影で苦労した点は?」と聞かれると「戦車の中は人間が住むようには作られておらず、居心地の良さは全然考えられていない設計なので、危険もあるし音もすごい。そこに大の男が5人も乗っているわけですから、空気も新鮮とはいえない、とても臭うような場所でした」と撮影現場の過酷さを振り返り、会場の笑いを誘った。

 映画は11月28日からTOHOシネマズ 日劇ほか全国超拡大ロードショー。


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